名前 |
円成庵 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
円成庵はかつての高木城主の乃生氏が以前の領坂出市王越町乃生から移された木造六字尊立像を保管している庵である。
六字尊立像は、多肥観音の名で人々の信仰を集めてきた像である。
像は桧材で、高さ197センチある。
顔は温和で、眼は彫眼である。
浅い彫りと薄い体奥等から、平安末期の地方作と推定される。
人々の苦悩等を救う観世音菩薩の功徳は33あると言われ、それに応じたのが、33観音の由来である。
本像は観音の化身であり、全国的にも類列をみない、極めて珍しい像である。