鎧兜マニアにはたまらないんじゃないかな。
普通の歴史資料館です。
佐竹藩の藩政と佐竹氏の歴史についての展示が有りました。
佐竹氏は清和源氏の流を組む名門の出で、後三年の役で活躍し名を上げ、東関東一帯を治める大大名にまで上りつめますが、関ヶ原の合戦で西軍側に組したとされ、今の秋田の地へ転封されたのだそうです。
秋田藩初代藩主の佐竹義宣は、甲冑姿の勇壮な肖像画しか残っておらず、家臣さえ恐ろしくてその素顔を見たものが居ないと逸話が残るほど勇ましい人だったのだそうです。
佐竹藩の藩政としては、新たに久保田城を築き、城下町を整備したのだそうです。
佐竹藩は、文化や学門を重視し、絵画の画法学んだり、藩立の学校を創り、藩の発展の為に役だてたのだそうです。
期間限定で甲冑ワールドという甲冑に焦点を当てた特別展示を行っていました。
兜のたて飾りに毛虫をあしらった毛虫甲冑や胴中に龍があしらわれた甲冑などが展示されていました。
鎧兜マニアにはたまらないんじゃないかな。
たまたまそこにいた客の1人も睨むようにガラスケースの中の兜を観察していた。
受付のおじさんも気さくでいい人だったし、スタッフのようなおばちゃんは鎧兜を眺めていた僕の横に来て「私はこんなの着たくないわ。
ハハハ」と大きな声で笑った。
僕は「着たくてもあなたの体型じゃとても入らないわ。
ハハハ」とここまで出そうになったのをグッと堪えた。
それは置いといて、資料館としてもとても面白い。
(2018_05_17)
展示物は少なめです。
観賞する時間は20分ぐらい。
和歌の展示が多かった。
展示物でよかったのは百人一首。
手書きの百人一首は見応えありました。
拝観料 100円記念スタンプあり(受付窓口)名城100スタンプあり(受付窓口)
佐竹氏久保田城跡になる千秋公園へと登り始めて、坂道を上がった所にあります。
建物が古いのはしかたがないとして、展示の照明が蛍光灯のみ。
表示、解説とも読みづらく、まったく工夫がありません。
展示スペースも狭い。
これでは、どんなものを展示したとしても映えるわけがありません。
入館料は安いのですが、県都の施設としてはいかがなものか、と思ってしまいます。
名前 |
秋田市立佐竹史料館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
018-832-7892 |
住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土日] 9:00~16:30 |
関連サイト |
https://www.city.akita.lg.jp/kanko/kanrenshisetsu/1002685/index.html |
評価 |
3.7 |
施設の老朽化に伴い、全館改築工事を予定している。
屋上テラスやギフトショップ、映像やAR・VRの体験スポット、レプリカの甲冑着用体験などの事業が検討されている。
解体は令和4年11月、建築は令和5年7月、会館は令和6年3月を予定している。