名前 |
惣持院 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
臨済宗建長寺派の寺院「新編相模風土記稿」によれば惣持庵 華蔵山と号す。
蔵福寺末、夢窓を勧請開山とす。
中興大僊覚享保八年十一月二日卒、本尊虚空蔵、行基作佛を腹籠とす、長三寸八分。
」勧請開山に夢窓疎石国師を迎え、二世は、天周誓和尚三世も有名な室町の高僧周信である故、この寺は鎌倉末期の元徳元年(1329)頃に草創された古刹である。
その後、応永5年(1398)頃、佛果禅師により池端に建長寺末の蔵福寺が開設され、その末寺になった。
惣持庵に安置してある歴代住持の位牌、墓碑より惣持庵は9世梅嶺薫(ばいれいくん)禅師まで続いたことがわかる。
梅嶺薫の示寂(じじゃく)は享保6年(1721)ですからそれ以降に黄檗宗に改宗されたようです。
浄業寺の大僊覚の募頭に、建立者として「松涛養宗賢」と養宗賢が中興開基し黄檗宗に改宗したと考えられる。
次に惣持庵の位牌に當山二十二世の名があり再び惣持庵が復興し蔵福寺の隠居寺となり現在に至っている。
よって大僊覚の卒年は享保8年(1723)ですので黄檗宗は享保6年(1721)頃から享和2年(1802)までの80年間で消えています。
惣持庵の境内門を入って左手に寛政7年(1795)の銘のある地蔵菩薩立像があります。
紋の左に「記念坂」の石碑あり。
昭和三年の昭和天皇即位式と「太田小学校~つきみ野団地~伊勢原」間の道路完成を祝って建立された。