目的をもって訪れたいというところです。
少し薄暗く、普段は無人の神社。
【山西風の社殿】大和国ティモ郡矢吹神社(原文)延喜式内社,大和國 添上郡 穴吹神社。
名前 |
穴栗神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-nara/jsearch3nara.php?jinjya=2900086 |
評価 |
3.4 |
「上つ道/万葉の道」巻二十四の一の十三 奈良市横井1丁目〈横井町ではありません〉穴栗神社(あなぐり じんじゃ)決して交通至便であるとは云いづらく、「上つ道」と「山の辺の道」の中間地点、JR京終駅と帯解駅の間に位置していますから、目的をもって訪れたいというところです。
まず、こちらの社の本殿は『春日造四社連棟』で伊栗社、穴栗社、青榊社、辛榊社が鎮座しますが、千年も前の平安期にこの社から春日大社境内南口付近にも勧請されています。
さらに、境内と参道に境内社が三社祀られ、拝殿付近に狛犬が設えられています。
また、参道から境内に入る辺りには万葉歌碑があり、その昔、「伊久里の杜」と呼ばれたこの辺りに咲いた藤を偲ぶ雅な土地柄であったことを知らされます。
【万葉歌碑】妹が家に 伊久里の杜(もり)の 藤の花今来む春も 常かくし見む万葉集 巻17-3952高安 王(のちの大原 高安 皇籍離脱による)恋しいあなたの元に通う時に見かける伊久里の杜に咲く藤の花よ、また巡りくる春にも、同じようにこんな風に眺めていたいものだ境内には『貞享元年、二年』など刻まれた手水や標石が無造作に置かれています。
レプリカとは思えないほどの出来栄えで、この神社の風格を増していると云えましょう。
穴栗神社はどの方向からも視認性が良く、その穴栗の杜とすぐにわかる独特の風合いを持っています。