こっそり佇む手の込んだ造りの神社。
本殿がポツンと建っていて、境内?はかなり狭いです。
経年劣化により、鮮やかだったはずの装飾もだいぶ色が落ちてきてしまっています。
個の場所に、このクオリティーの神社って感じです。
上州彫物師集団の祖とも言われる石原吟八郎に師事した星野政八の子・甚右衛門(慶助)の作品。
父・政八は三峯神社の彫刻にも名を残す大物彫刻師で、父と共に野木神社の彫刻にも携わる(というか、ほとんど甚右衛門が彫った)。
この神社は元は薬師堂とのことなので、彫刻は外陣・内陣の欄間共に中国の故事を題材に彫られている。
高い技術を駆使した精巧な彫刻は見事で、惚れ惚れとする出来栄え。
海老虹梁に巻き付いた龍は大胆。
遠出してでも一見する価値のある素晴らしい神社。
近くに有名な川場の道の駅があるので、セットで行くといいと思います。
ちなみに、天井絵の双龍図は狩野探雲作で、彼は江戸城の西の丸の障壁画にも携わり、絵師として最高位である法眼の称号を受けている。
田園プラザ川場近くにある神社。
武尊神社ほたかじんじゃ群馬県利根郡川場村村 川場湯原655祭神日本武尊猿害に悩まされた村民の奇祭「猿追い祭り」が有名だとの事すっかり夕闇に包まれわずかに社殿の素晴らしい彫刻が見れたのが幸いでした2020/10/19 参詣。
彩色と彫刻で美麗に装飾されていたと思われる神社です。
元々は薬師堂だったと言われると納得できる建物でもあります。
何にもない小さな神社ですが、歴史を感じますよ。
川場村指定重要文化財「武尊神社」この神社は、三間四面造りの大床勾欄を四面に回したお堂造りです。
屋根は、唐破風の向拝部と正面上部の千鳥破風、茅葺入母屋造りで、向拝上部の蟇股部分の邪鬼、破風部分の懸魚、妻飾扠首竿の木刻装飾に特色があります。
華麗にして、彫りの深い欄間彫刻は、豪壮で胡粉下塗りの彩色仕上げは見事です。
六面の中国文人の故事、龍の彫刻など、地域の信仰や元禄期に開花したお堂造りの特徴が、組み木に見られます。
向拝部の海老虹梁は、反りの少ない古風を保ち、蟇股、木鼻、出組、垂木に特徴を持っています。
内陣の須弥壇は、欅の漆仕上げで厨子には薬師像が安置されています。
享保三年(1718)湯前薬師堂として建立され、宝暦五年(1755)に修復が行われ、享和四年(1804)現在の本殿が完成しました。
(境内案内板より)川場かるた「り」「龍躍る 狩野探雲の 天井絵」川場湯原にある武尊神社は、宝暦五年(1755)に建立されたとの記録が残っています。
その四十年程前に建てられた薬師堂の天井には龍の墨絵が描かれ、落款から狩野探雲が描いたものとされます。
(境内案内板より)武尊神社の創建は江戸時代中期の宝暦五年(1755)、片品村にあった当地方の本社格である武尊神社の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。
古くから武尊山を祭神とする山岳信仰の流れを汲む為、神仏混合形式で、本殿も享保三年(1718)に湯前薬師堂として建立されたものを改修して使用していました。
その為、拝殿背後に本殿があるといった一般的な社殿とは異なり内部には厨子を安置する(寺院建築でいう内陣に須弥壇が設けられ、そこに厨子が安置されています)など、通常の神社建築とは異なっています。
(サイト「群馬県:歴史・観光・見所」より)
彫刻や龍の天井絵が見事です。
こっそり佇む手の込んだ造りの神社。
川場の歴史ある神社。
彫刻が立派です!
重厚な屋根、周囲の装飾、鬼の紋、堂内天井の龍、見事な社です。
西暦1718年(享保3年)、川場温泉の湯前薬師堂として建立され、西暦1804年(享和4年)に本殿が完成しました。
迫力ある龍の彫刻は必見です。
名前 |
武尊神社 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
評価 |
4.0 |
小さな神社ですが見事な彫刻が施されています。