バス停「貯水池前」にそびえる給水塔。
住宅街の中に突然出てきてびっくり。
何か歴史的建造物のようなたたずまいなので写真撮ってみました。
遠くから見ると要塞ですね。
バス停「貯水池前」にそびえる給水塔。
遠くからも見えるので、昔は前を通る度に何気なく見上げてました。
1937年に完成した給水塔だそうですが、松蔭寺付近から見えるランドマークは異様な感じです。
サイロ形は軍事施設にも感じられますが、80年を超えて残存しているのは当時の職人の技術ですね。
コンクリートはミキサー車で運んで型枠に流し込みなんてない頃なので、現場でセメント・骨材・水を混ぜて打っていたのでしょう。
筒の部分に鉄筋が使われているのか不明ですが耐震性はあるようです。
頭のドームはねぎ坊主には見えず、ディッシャーですくったアイスクリームですね。
日本のアイスクリーム発祥は横浜なのでランドマークアイスでしょう!ドーム部分には鉄骨でアーチを作って支える構造に見えるので水圧負荷がない分、コンクリートが薄く劣化が最初にくるでしょうから関心を持つ必要はあります。
見た目は風化が進んでいます。
下の円筒の上部には亀裂が入り、コンクリートのジョイント部分には白い脱灰模様が出来ています。
コンクリートの中性化が進行しています。
酸性雨が脱灰促進させると100年持つのかは判らないですね。
北海道百年記念塔は百年にはほど遠い年数で取り壊し決定ですから、この景色も眺められるのは永久ではないのです。
地形上は高台に位置しますから自然の落差で給水というよりランドマークとして軍事施設に見せかけ攻撃目標にさせて高射砲の餌食にする意図もあったのではないでしょか。
もっと注目しましょう。
男性器の名前で呼ぶ小学生はちらほら見たが、ネギ坊主という名称は2010年以降のインターネットの記事に書かれたのが最初だと思う。
水道道側からでは見えないが、反対側の上部に入り口がある。
元々はベージュっぽい色の鉄階段で登ることができたのだが、2000年の時点で崩れそうなボロボロの階段になっていた。
2005年頃に階段は撤去された。
横浜市水道局鶴見配水池内にある高台地区に配水するために作られた施設。
1937(昭和12)年竣工。
ドーム型の屋根を持つ鉄筋コンクリート製の円柱形の配水塔で高さは26m。
内側は鉄板張りで容量は680㎥となっている。
1937(昭和48)年以降は配水塔としての役目を終え、現在は塔上部にある入口まで続いていた階段もなくなっているが、「ねぎ坊主」と呼ばれ地域のランドマークとして親しまれている。
名前 |
鶴見配水池配水塔 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.6 |
周辺のオススメ
![](./loading.gif)
山の上に建っている施設なので、馬場町側、寺尾側からよく見える。
昭和12年に建設され、祖父いわく戦中は兵隊がうろうろしている怖い場所だったらしい。
祖母の話では昔は塔の中を見学できたとの事。
(真っ暗でゴウゴウ水の音がして怖かったとか)今は撤去されてしまっているが、階段が2005年くらいまで残っていた。
現役の水道施設内にあるものなので、資料館はもちろん歴史を紹介する看板もない。
この塔が稼働してるのかもう使われてないのかハッキリ知ってる人も多くないと思う。