川棚町岩屋郷にある神社。
川棚町岩屋郷にある神社。
祭神は毘沙門天。
鳥居をくぐって199段もあるという石段を登ると断崖に岩窟があるのが見えます。
そこへは崖を削って作られた参道を鎖を頼りに登っていくことになりますが、実は鳥居の横からコンクリートの参道も造られていて、それほど難儀することなく到達できます。
この神社は岩屋権現とも称し、伝説によれば弘法大師空海の修練の地でもあったとか。
おそらくは古くからの修験道の霊場だったのでしょう。
時代は下って亨保4年(1719年)この地で修行していた円順という老山伏が断崖を穿って神殿を造ったそうです。
拝殿にはその徳を讃えて亨保7年に建てられた石碑も遺されていました。
(円順は当時の大村藩内各地の荒廃した神社の復興に尽力した人物)山中で参拝に来る人は少ないと思いますが、地域の方々によって手入れは続けられているようでした。
しかしながらこの地はダム建設計画で揺れている場所。
数百年も続く歴史と祈りを簡単に水底に沈めてしまおうとする為政者達は傲慢すぎるなあと、岩窟から緑の山々を望みながら思ったのでした。
名前 |
岩屋神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
凄い山中にある。
夕刻だったのと途中猪に出会ったので入口まで行ったのにビビって登らなかった。
すごい岩屋みたいだったので行きたかった。