高野山の中では一番渋い、大人の味の多宝塔。
はずれにあって高野山では目立ちませんが、大きさといい造りといいとても素晴らしいものです。
2023.2西塔西塔は、弘法大師の御遺志に従って第二世真然大徳が仁和三年(887)に健立された。
現在の西塔は五度目の再建にかかる。
天保五年(1834)欅材を以て柱間五間に五間として建てられた。
方形の初層にこれを覆う裳層とその上に小さな覆鉢をおき、さらに大きな屋蓋で全体を覆う。
柱は外陣に二十本、内陣に十二本、中心に四本、合計三十六本に中心柱を加えて金剛界三十七尊を象徴する。
安置する五仏のうち中心は金剛界大日、周囲は胎蔵界四仏である。
これによって金胎両部不二の深義をあらわす。
とてもシンプルな色使いで、少し見逃してしまいそうな歴史的建造物ですが、実はこれは★金剛界大日如来と★胎蔵界四仏が奉安されているとても重要な建物なのです。
西塔は弘法大師の遺志である伽藍建立計画案である『御図記(ごずき)』に従って、第二世真然大徳が仁和三年(887年)に建立されました。
その計画とは、大日如来の密教の世界を具体的に表現する「法界体性塔」として二基一対として建立する計画でしたが、諸事情により計画が遅れたといわれています。
そしてようやく887年に完成したのが、西塔なのです。
現在の西塔は五度目の再建にかかるというから驚きですよね。
それだけ幾度の天災にあったとしてもこじんまりとしていながらも、西塔はとても大切な役割を果たしていことが伺えます。
現在の塔は天保5年(1834年)に再建され、擬宝珠の高欄付多宝塔であり、柱間五間としてたてられ、高さは27メートルを誇るとても大きな建物です。
根本大塔や東塔とは異なり、朱色には塗られていませんが、そのシンプルな色使いがまた趣があります。
方形の初層にこれを覆う裳階(もこし)とその上に小さな覆鉢をおき、さらに大きな屋蓋で全体を覆うといったとても複雑な造りになっており、全体を見渡すととても重厚感のある建物となっています。
柱は外陣に20本、内陣に12本、中心に4本の合計36本を中心柱に加えて金剛界三十七尊を象徴しているといわれ、その込められた深い想いには驚かされます。
大塔の本尊が胎蔵大日如来であるのに対し、安置する石仏のうち中心は金剛界大日、周囲は胎蔵界四仏であります。
これによって金胎両部不二の深義をあらわしています。
本尊の木造大日如来座像は、西塔建当時のもので、なんと高野山で最古といわれているから驚きです。
これは国の重要文化財に指定され、現在は高野山霊宝館に管理されています。
色彩豊かな根本大塔も素晴らしいですが、こちらも優美で力強く日本の建築美を感じることが出来ました。
現地の荘厳な雰囲気を更に高める存在感が有りました。
根本大塔と対をなす重要な多宝塔ですが向こうに比べ地味な分あまり見ない人も居るでしょうが個人的にこっちの方が好きです。
西塔の金剛界大日如来がいると言われています。
根本大塔が派手で目立ちますが、こちらの西塔はシックでとてもりりしい感じがしてとても好きです。
根本大塔だけ見て満足しちゃうと損ですよ^^
大塔と共に「両界曼荼羅」を成す重要な西塔です・・・この激シブ外見は好きだ。
特別拝観で内部に入ったことがありますが高野山の原風景がある。
目立たないですが是非。
★西塔★さいとう★Saitouすごく立派な建物でした( ^ω^ )他の塔と違って鮮やかでは無いですが存在感が半端なく良かったです(^o^)丿。
根本大塔が目を引きますが、その奥で、この西塔が、重厚感を保っています。
地味で脇役ですが、高野山のお寺の建物の中で一番に美しい塔です。
「西塔(さいとう)」空海の甥であり、弟子でもある「真然(しんねん)」によって建立されました。
西塔の内部には堂舎を支える柱が37本あります。
これは大日如来を中心とした金剛界のマンダラ37尊をあらわしていると云われております。
壇上伽藍の建物で一番タイプです。
素晴らしい‼️
どの角度から観ても美を感じます。
控えめな存在ですが、歴史を感じさせてくれる建物の一つです。
欅材の質感溢れる渋すぎる建物!
高野山の中では一番渋い、大人の味の多宝塔。
年に不定期で無料で拝観出来て、中は中央に大日如来と回りに知らない仏様が4体鎮座してます。
名前 |
金剛峯寺西塔 |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
0736-56-2011 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
4.5 |
どういう役割があったかわかりませんが、見ていて落ち着きました。