壱社御霊宮」と記されている。
毎月参拝する。
延宝6(1678)年の『日高鑑』吉原浦の条に「宮戎社内壱社王子、壱社御霊宮」と記されている。
これが当社の最も古い記録である。
その他の由緒について詳細は分からない。
しかし、御祭神及び王子社という名称から推して、又、王子神社の南東の大和紡績和歌山工場の土地から、平安時代の経塚が発見されていることからも、熊野九十九王子社の一つではないかと考えられる。
当地は熊野詣の人々が海路比井港に上陸して陸路を熊野に行く場合の要衝の地であったとも考えられる。
社殿は享保3(1718)年再建され、昭和11年改修と同時に社務所が新築されている。
(社叢)社叢はその内容から推して、植物社会の変遷の標本を示すものとして注目されている。
『美浜町史』には「松原王子神社の社叢」という一節があり、次のように記されている。
「数百年にわたって人工を加えず保護した日高地方でも稀に見る天然林である、クロマツ、ヤマモモの大木の少ないこと、クスノキ、イスノキ、ツバキ、ヤブニッケイなどよく育ち大木となっている、森林の変遷をよく見ることのできる社叢として、文化の開けた日高平野の中心部で保存されていることは貴重である」
名前 |
松原王子神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0738-22-0089 |
住所 |
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関連サイト |
http://wakayama-jinjacho.or.jp/jdb/sys/user/GetWjtTbl.php?JinjyaNo=6009 |
評価 |
4.6 |
ご祭神:伊弉諾命,伊弉冉命,月読命,大日霊女貴神,倉稲魂神,武甕槌神,經津主神,天児屋根神,比売神境内社:蛭子神社,御霊神社,大海神社。