椎の木に囲まれた幻想的な神社です。
新潟県柏崎市西山町の神社。
式内社。
主祭神は、大己貴命、またの名を大国主命。
北陸東北方面平定のために訪れた際、懸橋岩を不思議に思われ、舟を寄せた。
荒神二田彦、石部彦の二神が出迎え、盃に酒を盛り、敬意を表した。
祭礼では、神輿が陸から島に渡り、お神酒をささげる儀式として残っており、出迎えた出来事に由来する。
大己貴命が残したと云う、御佩の剣(はかせのつるぎ)は、御神体として崇め奉られている。
本殿の彫刻は、関東の名工・小林源太郎の弘化2年(1845)作品。
子持龍が特徴。
西山町誌も参考、139頁・恋の懸橋伝説、114頁・ざんがん海面に斗出すること凡四町余、俗呼で懸橋岩と云うとのこと。
境内には、巨木シイの木がある。
参道途中には、古墳らしき場所が整えられていた。
当地は、非常に荘厳な雰囲気を持っており、不思議な力強さを感じた。
著者は、畿内を中心に神社巡りをしているが、場所に迫力を感じたのは初めてだった。
怖さ、恐れなど、日本海側の雰囲気にのまれたことを付記しておく。
現地は、日本海側の国道352号線・石地郵便局から100m南に参道が見える。
石畳の参道は、300mにも及び、途中からは階段を少し登る。
海側の石地海浜公園に駐車場がある。
もしくは、神社そばに駐車するには、郵便局そばの村道を入ると、道なりに300m進み左折、山側へ100m進み左折、100m進むと参道があり、付近に路上駐車する。
一緒に、遷座先とする越後國二之宮の二田物部神社(南へ7Km)、同名・論社である、柏崎市本条・御島石部神社(南へ20Km)もお参りしたい。
偶然、地元の方に本殿に入れてもらいました。
中には龍の天井画がありました。
1000年以上も前からある由緒ある神社だそうです。
集落の規模にそぐわないめちゃ立派な神社。
むしろかつての石地の繁栄がわかる。
石畳の長い参道は内藤卿が寄進したもので、山車が登れるようにスロープつき。
参道の中ほど、登って行って左手にある神殿のような空き地は内藤家の墓所の跡。
枯れ川を渡る太鼓橋と鳥居を過ぎると立派な本殿。
そして椎の木。
本殿手前を右に行くとある空き地は旧小学校グラウンドか。
昔はもっと広かったような気がする。
また太鼓橋から左手側の崖下に沼があるが、この淵伝いに山に入るとかつて石油を掘っていた油井があった。
今あるか、また行けるかは知らないし危ないので行かない方がいい石地が続く限り守っていくべき場所。
駐車場がないので石地海浜公園に車を停めて向かう。
概ね450m位なのだが、結構参道も色々見るべきものもある。
桜並木は、昔は続いていたんだろうが、今は入り口付近のみにしかない。
なお、子持ち龍はよく見ないと分からないが、本殿側面屋根の彫刻も見事!神社裏には池もあるので、裏手にも回って見た方がいい。
プロペラが飾ってあったが何だろうか?○御島石部神社 村社(「神社明細」より)・祭神 大己貴命(おおなむちのみこと「大国主神」)・由緒 越後国三島郡石地村御島石部神社は大己貴命を奉斎せり、(以下略)・社殿 本殿 幣殿 中殿 拝殿 廊下 神楽殿・境内神社 神明宮 金刀比羅神社 八坂神社 湯殿山神社稲荷神社 諏訪神社。
椎の木に囲まれた幻想的な神社です。
歴史も感じられる素晴らしい神社です。
式内社 越後國三嶋郡 御嶋石部神社 旧村社御祭神: 大己貴命 (大国主命) その昔、大国主命が北陸東北方面平定の為に出雲より水路にて当地を通ら れた時、岩の懸橋が海中より磯辺まで 続いているのを不思議に思われ、船を石地の浜に着岸させてみると、当地の荒神 二田彦・石部彦 の二神が出迎え、卮(さかずき)に酒を盛り、敬意 を表した。
命が残していかれた御佩(はかせ)の剣が当神社の御神体となっている。
当神社の祭礼神輿が陸から島に御渡 りになり、その時、御神酒を捧げる吉例はこれに由来する。
国道から気持ちの良い、少々距離のある参道を登って行きます。
境内は木が多く鬱蒼とした雰囲気ではありますが拝殿の前は開けています。
大きな広場は開放的で、桜もあって、きっとお花見とかするのかなという感じです。
名前 |
御島石部神社 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
4.3 |
かなり立派な神社!パワースポット!