小規模ながら二間×二間の大社造。
綺麗な店内です。
九悦神社スバム2009年6月6日(原文)玖夜神社素戔嗚尊平成29年6月6日 参拝。
やや暗い境内には鳥居はなく、代わって参道両脇の大杉が境を清めて立っていました。
拝殿に大社造変態の本殿、両脇に二社の境内社をみることができます。
境内由緒書きに依ると、古くから国屋(クヤ)町の産土大神として奉賛され、中古には鞍掛社(久羅加気社)と呼ばれていたとのこと。
また境内に鞍掛の松があったことを縁とすると記されていましたが、雲陽誌の頃すでに伝承の域におよんでいたようです。
また鞍掛明神・切明明神を風土記の玖夜社、同じ玖夜社に比定しておりますが、切明明神は玖夜神社入り口より入ってすぐにひっそり鎮座しております。
玖夜神社素戔嗚尊平成29年6月6日 参拝。
スサノオ命を祭る。
まあまあ広い。
内陸部から出雲への二個目の天然土塁小山脈の二枚目にある。
やはり根の国は堅固だった。
名前 |
玖夜神社(鞍掛社) |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0852-23-3849 |
住所 |
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関連サイト |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-shimane/jsearch3shimane.php?jinjya=29584 |
評価 |
4.1 |
小規模ながら二間×二間の大社造。
銅板葺。
正側面に縁を廻し脇障子を付す。
床下に心御柱あり。
心御柱・宇豆柱は側柱より太いが宇豆柱は外にあまり出ていない。
宇豆柱は礎石から建ち頂部に大斗、肘木を乗せ棟木を支える。
隅柱には梁、組み合わせて桁を乗せる。
組物、絵様等の装飾は一切ない。
階隠は本殿と独立しており柱は正面縁柱と共有する。
桁より上は部材が新しいが下は角釘を用いており風蝕も著しい。
灯篭に「慶應元乙丑六月建之」(1865年)、狛犬台座に「萬延二年辛酉二月吉日」(1861年)と刻印されており本殿建立もこの頃であろう。
江戸期建築として貴重。