中心となる方墳1基と、周辺の11基。
中心となる方墳1基と、周辺の11基。
この11基は陪塚と呼びならわされていますが、同時期の築造ではないそうです。
5号墳は横穴式石室墳。
沙弥の横穴式石墳が集落の近くに築かれたのに対し、集落から離れた崖の上の墳墓というのは特異な立地なのだとか。
ここ千人塚や長崎鼻の石棺、タンポの石棺といった崖の上の埋葬地というのは、かつての水葬・風葬の名残りではないでしょうか。
亡骸を集落の外れの崖まで運び、海に落としたり放置するなどして鳥やけものに食べさせていのが、屍体の臭いや死生観・他界観の変化にともない土葬へ移行したのかも。
古墳時代前期から中期あたりに造られたと言われている方墳です。
高さ1.5~2メートル幅約10メートル前後で二段の自然石を並べ墳頂きの南東隅に縦穴式の主体が有る様です。
また周り11基の様々な形式の墳墓が囲んでいて大変興味深い墳墓群です。
名前 |
沙弥島千人塚 |
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ジャンル |
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住所 |
34.3462043, 沙弥島 坂出市 香川県 762-0066 日本 |
関連サイト |
https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/bunkashinkou/syamijima.html |
評価 |
4.3 |
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なかなかたどりつけずウロウロしましたが、万葉会館の建物すぐそばに案内板があって道がありました。
古墳時代の方墳を中心に時期の異なるお墓がたくさんあったようで、どういう経緯があったのか気になります。
あと、それを取り囲むように並ぶ石の彫り物(それぞれ違う番号、地名、名前が刻まれていた)もどういう意味があるのか気になります。
何か気になる雰囲気漂うこの塚でもしばらくウロウロしました。
失礼しましたとお辞儀をして去りました。