富岡市の南西部、鏑川を挟んで南北に広がる「富岡市神...
駐車場有ります。
神農原の氏神様です。
起源推測天明6年に神原村(現在の神農原)浅間宮に神領として田が寄進された旨の記載があることから、この頃に富士浅間宮を勧請し創建されたと考えられます。
この富士浅間宮を勧請した理由は不明ですが、当時江戸時代中期の時代背景を見ると、天明2年に歴史に残るような大飢饉が始まり、その翌年に浅間山が大噴火を起こし当神農原村も噴火による降灰等の大きな影響を受け(いわゆる浅間山焼け)更に冷害や凶作が続く苦しい生活状況に陥って行ったことが想像されます。
そんな希望も見出だせない飢饉の状況からこの災いを除いてもらうと天神に救いを求めるようになり、過去に同じ大噴火を起こした富士山が浅間大神を山麓に祭って山霊を鎮めたことで当時大盛況を博していた富士山信仰を鑑みて、当時もこの富士浅間宮の勧請により平穏と五穀豊穣をもたらしてもらうことを願ったのではないかとの推測が出来ます。
祭神は、木花咲耶姫命(このはさくやひめのみこと)火の神様、安産の神様です。
神社には、古来祭事の際に獅子舞があり有名となっていたようですが、途絶えてしまい今では壊れかけた獅子頭と舞い用具の刀が残る。
氏子 今井勇氏書。
富岡市の南西部、鏑川を挟んで南北に広がる「富岡市神農原」。
鏑川より南側は川に面した崖と森林の中を上信越自動車道が通っていますが他に何もなく、川の北側に、鏑川と並行して国道254号線が通り、その線上の「神農原」信号の少し西に「冨士神社」があります。
神社入口には両部鳥居、鳥居を入って右側にふれあい館(神楽殿)、左側に水盤舎があります。
社殿の右側には「五社稲荷」の額が掛った鳥居と末社が三社並んでいます。
ふれあい館(神楽殿)はシャッター付きで、「百八灯」や「八木節保存会」「かのはらお囃子達」などのお祭りの様子の絵が描かれ商店風になっていますが、地域の人たち特に子供たちに地元の歴史に触れてもらうための工夫なのかも知れません。
上野国一之宮貫前神社で12年ごとに行われる式年遷宮において、伝統的行事を支える奉仕活動などを近年の諸事情によって専門知識を持った業者に外部委託することが多い中、神農原区では、「かのはら・ふれあいネットワーク」八木節保存会によって旧来の臼と杵による餅つきが行われるなど、地元の伝統的行事を支える力となっています。
名前 |
冨士神社 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.3 |
周辺のオススメ
![](./loading.gif)
国道254沿いに鎮座しています。
長年かかってやっと参拝させて頂きました。
感無量です。