名前 |
本堂 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
4.4 |
寄棟造、本瓦葺の本堂は、室町期に焼失した本堂を建て替えたものが痛んできたため、1798年に建て替え始め、1808年に完成したもので、土壁を用いず、装飾性の少ない、伝統的な様式で江戸後期の大規模仏堂建築の代表作として1998年に国指定重要文化財となった。
ご本尊の木造釈迦如来立像(1249年作)は、鎌倉期に大和国で活躍した善派の仏師・善慶による「清凉寺式釈迦如来像」の代表作、向かって左隣の木造文殊菩薩騎獅像ならびに四侍者像(1302年作)は国指定重要文化財、右隣の県指定県指定有形文化財の弥勒菩薩坐像(1322年作)など、大きな空間を持つ本堂内に所蔵している。
21/06/27に回った『ロータスロード』の拝観券で西大寺本堂の参拝できることがわかり、21/06/28に参拝した。
これまで何度もお参りしたが、堂内に入るのはこれが初めてだった。
大きな空間にご本尊、文殊菩薩像、弥勒菩薩像、裏に回って弘法大師坐像、興正菩薩坐像、地蔵菩薩立像がゆったり収められており、それをゆったりと拝観できるのはとても良かった。
堂内には江戸期の境内地図の写しが掲示されていたが、現在の境内に比べてとてつもなく大きかったことには驚かされた。
父・聖武天皇を超えようとした称徳天皇の意気込みだったのだろう。
本堂の前には、この日咲いたのであろう蓮が、お茶の鉢植えを見るかのように咲いていた。