温泉街の方に下っていく山道の途中にある古い神社。
稲裏神社 (いなつつみじんじゃ) / / .
小さなほこらがあった。
奥四万湖から、温泉街の方に下っていく山道の途中にある古い神社。
なんの変哲も無いよくある山の神社だが、まるで異界に通じているような独特な雰囲気がある。
稲裏(いなつつみ)の名の通り、稲の神、田んぼの神を祀っている。
文化元年(1804年)の夏に当時の村で大規模な旱魃が起きた際に、村人の雨乞いに呼応する形で雨が降り危機を脱したことから建立されたらしい。
広い意味では、田の恵みをもたらす四万川全体を神域としその神を祀る意味もあるという。
神社自体は、入口である鳥居と、小さな拝殿などがあるシンプルなもの。
吸血性のヤマビルが出るらしく、入口には対策用に塩水の霧吹きが置いてあるので足元に吹き付けておくとよさそう。
この霧吹きからわかるように適度にメンテナンスはされているようだが、常駐する神主さんなどは当然いない。
名前 |
稲裏神社 (いなつつみじんじゃ) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.7 |
国史見在社たる稲裏神社の中宮と目されるが、山宮たる山頂の石碑と共に明治の建立であるため本命とは言い難い。