名前 |
長者墓 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
廣川氏の邸宅に隣接する石造五輪塔。
ちょっとした丘の上を見上げれば立派な参道と祠が見え、その威風堂々とした佇まいを見せます。
鎌倉時代1300年頃に建立された石造五輪塔です。
横浜市史によると、1590年頃の資料では、この地域は、長者ヶ谷、山寺ヶ谷、九文字、いとなわ、わたなわ、とわかれていて、長者ヶ谷が今の南永田。
江戸の初期、川井氏に次ぐ小名主廣川氏が長者ヶ谷の大半を所有、御屋敷と隣接していた石造五輪塔を代々供養され今に至ります。
五輪塔は、平安時代から使われた墓で、鎌倉・室町時代に主流となった、建立すると極楽浄土に行けると信じられ、皇族から武士まで好んで建立したと言われています。
この石造五輪塔は、下から地輪、水輪、火輪、風輪、空輪という宇宙の五大要素に基づいています。
けれど、鎌倉時代のこの場所に建立された由来は今となっては資料が残されておらず不明のままとなっています。