入船地蔵尊浄信院の本堂の斜め前にあります。
入船地蔵尊浄信院の本堂の斜め前にあります。
千体仏堂の1470体の金箔の仏像と入船地蔵尊の石の仏像とともに新潟市の文化遺産となっています。
千体仏は入船地蔵尊の本堂の中にもあります。
郷土史研究家で「千体仏を守る会」の創設者、故小川敏偉先生発行の「下町かわら版」によれば、千体仏の数は1700体とされています。
明治26年、今のご住職のご先祖様、関川貞信尼の発願によって明治36年に海上安全と諸願成就のために建立されたそうです。
今のご住職は6代目だそうです。
千体仏は北前船に乗っていた信者や日本各地の信者、船主から寄進された金箔塗りの木の仏像です。
丈六寸五分(高さ20センチ弱)あります。
資料を見ると、寄進者は新潟、佐渡、直江津、長岡、三条、新発田、村上、函館、小樽、釧路、富山、長野、栃木、山梨、東京、大阪、広島、朝鮮国とあり、新潟が湊としていかに栄えていたか分かります。
避妊のオギノ式で有名な荻野久作博士も千体仏寄進者です。
千体仏堂は7月23・24日の御開帳の日か、ご住職にお願いすれば、拝観出来ます。
実は千体仏堂に除き穴があって、お寺が閉まっていても明るければ、穴から見ることが出来ます。
名前 |
千体仏堂 |
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ジャンル |
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電話番号 |
025-222-5665 |
住所 |
〒951-8067 新潟県新潟市中央区本町通14番町3069番地甲 |
評価 |
5.0 |
🔷千体佛堂 ❍明治二十六年~三十六年開基関川貞信尼が発願し、海上安全・諸願成就のため、村上町當時汽船三吉丸船主.樋口治郎平氏及び湊町一丁目小杉健吉氏の両篤志家を始め、北国諸国 (北海道…函館、小樽、釧路 ~ 富山)の通船五十隻超の船主並びに新潟、佐渡、長岡、直江津、三条、新発田、村上、北海道、富山、長野、山梨、栃木、東京、大阪、広島、朝鮮国など県内外の十方信者約千人からの随喜奉納により、明治36年に千体佛堂を建立し、入舩地蔵尊の御分体.千四百七十体の金色地蔵尊立像(総丈七寸五分→23cm) 及び人生一代の十二支守り本尊坐像(総丈二尺三寸→70cm)八体を安置する。
現在では、本堂の御分体と併せて、千五百七十体の身代わり地蔵仏が安置されております。
(奉納者船名)三吉丸、旭 丸、三龍丸、水広丸、太陽丸、神宝丸、生田丸、和合丸、 亀井丸、宝昌丸、満福丸、長玉丸、福寿丸、越路丸、神得丸、永亀丸、第三金丸、鋳丸、嘉宝丸、金剛丸、天神丸、八幡丸、宝寿丸、山口丸、金徳丸、兄弟丸、住栄丸、江刺丸、鳥栄丸、源喜丸、長宝丸、東 丸、 辰昌丸、福井丸、喜悦丸、二號伊清丸、栄寿丸、弁天丸、宝栄丸、 長得丸、大月丸、江東丸 長寿丸、白山丸 等🔷千体仏堂内の最上段に「十二支守り本尊」八体の金箔仏像が、全部そろって安置されているのは、全国的に珍しいものと思われます。
( 同 写真掲載 )