この稲荷社は横浜石油企業(株)のすぐ脇に案内板と由緒書きがあります。
奥へ進むと駐車場の角地にお稲荷さんがあります。
見た目は小さな社殿ですが彫刻は見事な龍が蟇股(かえるまた)にあり、木鼻も阿吽の獅子になっています。
懸魚(げぎょ)が兎の毛通(うのけどおし)であり、コウノトリの彫刻が施されています。
小さくてもオシャレ度は高い彫刻を施しています。
由緒では常陸の国の信心深い村が稲荷社を建て、正一位を得る為に工面した金5両を旅の僧に託したそうです。
その旅の僧が子安の里にさしかかり、海辺の茶屋でひと息つきながら草鞋を交換して再び西を目指すも、預かった金包みが無いことに気付き茶屋に折り返すが見つける事が出来ずに落胆して海に身を投げてしまいました。
しばらくして僧の亡骸が茶屋に流れ着きます。
沖に何度流しても再び戻ってきましたので不憫(ふびん)に思った村人がこの浜に稲荷社を建てて祀ったという事です。
才兵衛は増の名であるのか定かではありません。
由緒は不明で管理は子安の小川姓一族が代々行ってきました。
この稲荷社では線香を立ててお参りするそうです。
日蓮宗のお稲荷さんと似た形式になっていますが神宮寺ではないようです。
現状では鳥居がありません。
名前 |
才兵衛稲荷 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
〒221-0021 神奈川県横浜市神奈川区子安通3丁目397 |
評価 |
3.8 |
周辺のオススメ
![](./loading.gif)
この地で海に身を投げた僧侶の慰霊のために建てられたと伝わる小さな稲荷神社です。
第一京浜沿いの横浜石油企業の看板に案内と由来が書かれており、そこから入る駐車場の一角にあります。