名前 |
正光観音御堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
知る人ぞ知る縁結びの観音様。
駐車場はありません。
道が狭いし路駐は迷惑になるので、近くのスーパーなどに停めたほうが無難。
民家の一部となっているようで、常識的な時間帯に訪問されたほうが、よろしいかと。
正面のガラス戸に鍵はかかっておらず、開けると賽銭箱があり、御札三百円と書かれた箱が上に乗っていました。
ーーーーー以下は時間のある人むけの情報です。
昔々、一ツ葉浜の入江に若い漁師がいた。
ある日、網をなんど投げてもカラッキシで諦めて帰るとき、若い美人が川魚をたくさん入れた籠を持って歩いてきた。
漁師は「見かけない顔だが、嫁になってくれないか」といきなり求婚 ^^;女性は「嫁に欲しければ観音経をそらんじて明朝、網を投じなさい」と述べるといつの間にか消えていた。
漁師は一晩中、観音経を唱えて暗唱し(かなり長い)、翌朝また網を打った。
何度投げてもダメで諦めかけたときに何か重いものが掛かった。
引き上げると黄金の観音像だった。
これはお寺(正光寺)に寄進して祀ってもらおうと考えて訪ねていくと、門に昨日の美人が立っていて次のように述べた。
「私は豊後(大分県)の者で観音様のお告げで、日向の一ツ葉の四十右衛門の嫁になれと言われ、ここに来ました」。
若い漁師の名は四十右衛門であり、たいそう驚いたが観音様のお告げということで2人は夫婦になった。
それから毎日、漁師はたくさんの魚がとれ、働き者の女房は町に売りにいき、これまたよく売れた。
2人は豊かになり、長く幸せに暮らした。
その観音像はここ正光寺観音堂に祀ってある。
(出典︰「宮崎の神話伝承」甲斐亮典著、鉱脈社出版)