新丸子駅から徒歩で10分弱で中原街道沿いに有ります...
江戸時代にこの辺の割元名主(名主の代表格)を務めていた安藤家の屋敷は、中原街道を南面に構え、街道から約20m程奥に長屋門があります。
街道から長屋門へ至る通路には松の植樹があり風情があります。
長屋門の平面は中央を通路とし、通路部の東西に各1室を設けてられています。
安藤家長屋門。
居住者がまだいらっしゃいます。
夜はライトアップしていてキレイ。
中原街道に面して建つ安藤家の表門は、江戸時代の中頃、江戸の代官屋敷より移築されたと伝わる長屋門です。
戦国時代の安藤家は小田原北條氏配下の武将でしたが、北條氏滅亡と共に土着して、江戸時代になると代々この地の名主を勤めました。
なお小杉陣屋の町名にもなった陣屋は、江戸時代の初めこの地域の代官小泉次太夫が二ツ領用水掘工事の為に当地に陣屋を構えた事に由来し、安藤家近くの陣屋跡には陣屋稲荷が祭られています。
代官から賜った門との事で安藤家に関わりのある代官といえば、小杉陣屋を構えた小泉家ですが、何れの代官かは定かではないようです。
新丸子駅から徒歩で10分弱で中原街道沿いに有ります。
名主であった安藤家へ代官の娘が嫁入りした時に、江戸の代官屋敷の裏門を運ばせ、ここに建てたものだと伝えられています。
中原街道から少し奥まって存在おり、気を付けていないと通り過ぎてしまいそうです。
史跡の後ろにマンションが建ってます。
こういう史跡がさりげなく残されているのも良いものです。
誇張されていないのが微笑ましいです。
門が見学できます。
私有地なのでマナーを守ってください。
名前 |
安藤家長屋門 |
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ジャンル |
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住所 |
〒211-0062 神奈川県川崎市中原区小杉陣屋町1丁目13−3 |
営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
関連サイト | |
評価 |
3.8 |
とっても風格のある長屋門です。
長屋門も素晴らしいですが、表の車と人が行き交う通りから長屋門への小路に配された松の風情が素敵です。
それにしても個人のお宅なので維持されるのも大変とは思いますが、本当に素敵な歴史を感じることができる空間です。