古代の舟を再現、展示されてる。
「なみはや」は1989年(平成元年)に大阪市が市制100週年を記念して実物大の古代船を復元したもので、船型埴輪(国の重要文化財)を原型としています。
船型埴輪は1988年に大阪市平野区長原の古墳群の中の一つで5世紀頃に造られた「高廻り2号墳」と呼ばれる直径21mの円墳の周溝より家型埴輪・円筒埴輪とともに出土したもので、大阪歴史博物館に展示されています。
倭の五王時代の航海を再現すべく、大阪市立大学のボート部員の協力で、大阪から韓国の釜山までの700Kmを35日かけて航海しましたが、航海実験としては失敗だったようです。
名前 |
古代船なみはや |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.5 |
古代から海岸線に住んでいた人たちは、海の向こうの未知の世界に興味を持っていた証拠の舟である。
しかし日本人はそれから縮み志向に陥って行く。
長い日本の歴史の中で日本人が海外に本気で興味を示したのはごくわずかな期間である。
遠い遠い昔、古代人たちの中にもフロンティア精神を持つ人がいた、と古代船なみはやを見るたびに思う。