行橋市増田美術館特別展「末松謙澄と美術」が2020...
はじめて拝観させて頂きました。
みやこ町にゆかりのあるユーモアたっぷり、のほっこりする、半泥子さんの表現力 癒されました。
駐車場もあります❗️次回、また来館してみたい‼️です☺️
2021年9月30日まで休館中とのことですので川喜田半泥子展へ行かれる方はご注意を。
行橋市増田美術館特別展「末松謙澄と美術」が2020年12月13日(日)まで開催されている。
明治・大正期に活躍した外交官・政治家・文学者である末松謙澄(1855~1920)は福岡県行橋市出身で、今年は末松がスペイン風邪で死去してちょうど100年になる。
マックス・ウェーバー (1864~1920) もスペイン風邪で、末松謙澄と同じ年に死去している。
末松謙澄については、事績が多すぎて、これほど多方面で活躍した人も珍しいのではないかと思われる。
国会図書館のWEBサイトでは以下のように紹介している。
≪ 福岡藩士末松臥雲の四男。
伊藤博文の女婿。
明治4(1871)年上京後、東京日日新聞に入社。
11年在英公使館書記。
次いでケンブリッジ大学で学ぶ。
帰国後、20年内務省県治局長、25年法制局長官、29年貴族院議員。
31年第3次伊藤内閣逓相、33年第4次伊藤内閣内相。
日露戦争の際には再び渡英し、宣伝活動に尽力。
39年枢密顧問官。
翌年子爵。
源氏物語の英訳、演劇改良会を組織する等文化面でも活躍した。
文学博士、法学博士。
≫末松謙澄は、伊藤博文内閣で大臣を務め、一方で、「義経u003dジンギスカン説」を唱える論文『義経再興記』(1879年) をイギリスで発表したり、『源氏物語』の初の英訳 (1882年) をはじめ、『防長回天史』(1911年) の編纂、さらに歌舞伎の近代化を図る演劇改良運動を福地源一郎・外山正一と共に興し、俳優の地位向上に努めた。
また、バーサ・クレイの『ドラ=ソーン』を『谷間の姫百合』(1890年) と題して発表するなど、文化・芸術面においても数多くの業績を残している。
また、ローマ法を研究し、『ユスチニアーヌス帝欽定羅馬法提要』(1913年)、『ガーイウス羅馬法解説』『ウルピアーヌス羅馬法範』(1915年)を翻訳・刊行した。
末松謙澄の北九州市に関係する業績として、門司築港株式会社の創立に当たり、渋沢栄一を説きつけて、中央財界から多額の資金を導入した。
渋沢の斡旋で、安田善次郎、大倉喜八郎、浅野総一郎が出資した。
1889年の門司の開港を契機に、九州鉄道の本社は博多から門司に移り、日本銀行西部支店が設置され、中央資本の商社・銀行などの多くが門司に出店した。
1898年に下関から門司港に移転した日本銀行西部支店の初代支店長は高橋是清(後の第7代日銀総裁、第20代内閣総理大臣)だった。
末松謙澄の重要な業績として、『防長回天史』の編纂がある。
毛利家の委嘱を受けて周防・長門二州の維新史として始めたもので、末松謙澄のライフワークの一つである。
もともと維新当時の藩主 毛利敬親公の功績を顕彰し、自藩の功業を記録するものとして企画された。
井上馨が斡旋役で、編纂を長州出身の杉孫七郎と品川弥二郎に頼んだが、関係者が生存しているため断られた。
伊藤博文に相談すると、娘婿の末松謙澄を紹介された。
末松謙澄は『防長回天史』編纂にあたって、第一に、防長二州の維新史にとどめず、維新全史とすること、第二に、編纂人は末松に一任する、という条件で引き受けた。
末松謙澄はケンブリッジ大学在学中に、ヨーロッパの近代的な実証史に興味をもっており、封建社会から近代国家へ移行する歴史の執筆に魅力を感じていたという。
編纂者に、山路愛山、笹川臨風、小倉藩の堺利彦などを起用した。
末松謙澄は再版緒言の中で、「本書防長ノ二字ヲ冠スト雖モ、実ハ維新全史ト異ナラズ。
読者ノ幸ニ 此見地ヨリ観察センコトヲ切望ス」と書いている。
末松謙澄によって、客観的記述、総合的構成、史料主義に立脚した日本近代史の信頼できる資料としての維新全史が完成した。
楽しめる場所です。
コンパクトな美術館ですが、展示品は、一流です。
大観の墨絵の軸を観ることができました。
大観の偉大さを感じ、その場から離れることがなかなかできませんでした。
井上萬二展を機に初めて足を運んでみたら…凄かった。
外観と床面積はちょい大きめの市民センター、だけど決して見くびってはならない。
何が凄いかって常設展、所蔵品の内容。
覚えてるだけで、魯山人、柿右衛門、横山大観、富岡鉄斎、川合玉堂、上村松園、松林桂月。
「え!?」ってなった。
まずは公式HPで現在の企画展内容や期日の確認を。
高級な絵画を鑑賞しましょう。
常設のガラスの美術品が素晴らしく綺麗!
見る価値はあります!
地方都市の美術館、外見は美術館らしからずだが中身はとても充実している!交通アクセスがちょっと不便車🚗でがおすすめ、すぐ前にジョイフルレストランがありお茶、食事には便利です。
行橋にこんなに良い美術館があったのを知らずにいました。
受付の人も気配りがあって、時間を気にせず心が豊かになった感じ。
館内は然程大きくないが展示品は一見の価値あり。
名前 |
行橋市増田美術館 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0930-23-1824 |
住所 |
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営業時間 |
[火水木金土日] 10:00~16:00 [月] 定休日 |
関連サイト |
https://www.city.yukuhashi.fukuoka.jp/site/bunkazai/1517.html |
評価 |
3.7 |
穴場の美術館。
近代日本画の巨匠のほか良い作品を多く持っている。
もっと評価されて良いと思う。