名前 |
やなだにキャニオン |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
2022年3月、道端に突如「やなだにキャニオン」と称する看板が立てられました。
なんじゃ?それ。
初めて聞いたぞ。
急に看板おっ立てて何を言い始めた?。
どうやら、上流の西谷あたりから、下って面河川(仁淀川)と合流するまでの区間を、やなだにキャニオンと称してPRしようということらしい。
このあたりは川の両岸に断崖が続き、典型的なV字谷を形成しているので、たしかに峡谷といってもいいかも知れません。
現状では、道端に看板を立てただけで、遊歩道も展望台も何もありません。
少し下流に以前からある「八釜の甌穴群」への遊歩道だけです。
他には谷まで降りられるルートはありません。
看板に描かれた2次元バーコードは、地元小学生が「銭滝」の由来について語る YouTube動画にリンクしています。
対岸に見える、黄色いアレが染み出したような岩は銭滝と呼ばれていて、お金大好きな老婆の言い伝えがあります。
個人的見解ですが、たぶん昔は「銭滝」ではなく「銭嶽」だったのでは?と思っています。
古来から断崖や崖は「嶽」と書いて「たけ・たき」と呼んでましたから、口伝で伝わるうちに書き間違えたのではなかろーかと。
あと、看板に「渓谷」と書かれている箇所がありますが、急峻なV字谷を表す場合は「峡谷」が正しい表記です。
数値的な定義があるわけではありませんけど、若干の違和感を覚えます。