名前 |
川見堂 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.5 |
ここも対岸の木屋堂と同じく死者の霊を慰める念仏踊りが伝わっている。
端四国第十九番札所でお堂は宝形造、トタン葺、間口、奥行とも2間半、吹き抜け、入口に彫刻を施したりっぱな唐破風の向拝がある。
床は板張り、正面の厨子に仏像を安置する。
堂の後方に樹令約400年の椋と椿の大木がある。
今はお盆に踊られている。
お勤の後踊るが、1しきり踊ると、鉦を合図に全員が2米ほども跳び上がって、踊りは終わる。
(1)本尊に礼拝 初め本尊に、ついで東方高野山に向かって念仏を唱える。
順序は次の通り (a)懺悔文 (b)三帰 (c)三竟 鉦なし (d)光明真言 数珠半掛 鉦流し打ち (e)南無地蔵大菩薩 数珠一掛 鉦○-○ ○-○-○ (f)南無釈迦牟尼仏 数珠一掛 鉦○-○ ○-○-○ (g)南無観世音菩薩 数珠一掛 鉦○-○ ○-○-○ (h)十三仏真言 各仏真言を3回ずつ 鉦各仏終わりに1つ (i)般若心経 1回 鉦なし (j)舎利頂礼 3回 鉦流し打ち (k)十句観音経 3回 鉦流し打ち (l)大金剛輪陀羅尼経 3回 鉦流し打ち 上は本尊に対して、弘法大師にも同様 (2)踊り 礼拝がすむと、先達の音頭で円形を作り、内側に向かう。
鉦打ち2人は円陣の中で鉦を打つ。
踊り手は鉦の方に向き、「ナムアミドーヤ」を3回唱えながら右に跳ぶ。
次いで「ナモーデ、ナモーデ」と唱えながら左に大きく跳ぶ。
これをくり返して最後に大きく跳び上がり、踊りは終わる。
(3)結願 最後に初めのように念仏して散会する。