府中町本村地区の氏神神社。
府中町本村地区の氏神神社。
祭神は大己貴命(オオナムチノミコト*1)城山神社の参道脇に南向きに鎮座している。
文亀元年(西暦1501年〜1503年)の棟札あり,明治五年に村社になっている。
境内には珍しい六角形の石灯篭がある。
「この石灯籠は、石橦と石灯籠の様式をあわせもち、火袋に六体の仏の上半身が透かし彫りされ、灯を灯すと後光になるように造られています。
この地の六地蔵信仰(*2)を物語る珍しい石籠で、室町時代(西暦1338年~1573年)以降のものと考えられています」と紹介されています。
*1 大己貴命(オオナムチノミコト) 名前はいくつもあるが、童話の因幡の白兎に出てくる大国主命(オオクニヌシノミコト)や米俵の上にまたがり左肩に大袋を背負い右手に打ち出の木槌を持つ大黒様の名前で一般的に知られている。
また、金刀比羅宮に大物主神(オオモノヌシノカミ)として祀られているのも大己貴神の和魂(ニギミタマ)。
神霊には二面性があり、一つは不安定な国を安定するための国造りに必要な強い荒魂(アラミタマ)、もう一つは平定した国に五穀豊穣や平安をもたらす和魂(ニギミタマ)である、ということです。
*2 六地蔵信仰 平安時代に、命は六道を転生するという思想が広まり、すべての生き物が終生を迎えると、六道のいずれかの世界に生まれ変わると考えられた。
六道の世界とは、 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天で、現世での行いによってどこに生まれ変わるかが決まるとされた。
これを輪廻転生といい、六道のそれぞれの世界には、その世界で導き救ってくれるお地蔵さまがおられ、そのお地蔵さまを合わせ祀ることを六地蔵信仰といわれている。
名前 |
西山神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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関連サイト |
https://kagawakenjinjacho.or.jp/shrine/%E8%A5%BF%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE/ |
評価 |
4.0 |
城山神社のすぐ東側に有る小さな神社です。
東側の眺めが良いです。