名前 |
馬頭観音と庚申塔群 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.0 |
2022/4/25清流、田畑、穏やかな山々、長閑で朴とした美しい集落にある庚申塔群です。
県道に面していて駐車スペースは近く県道沿いにあります(落石注意)。
トイレ無し。
庚申信仰というのは地元の方に聞いても具体的明確なお答えが中々頂けない漠とした信仰という印象です。
庚申は十干十二支の干支の一つで(かのえさる)、その日やその年に行われる習俗が信仰へと発展しました。
奈良、平安、鎌倉、室町の時代には貴族や公家に信仰されていましたが、江戸時代以後一気に庶民に浸透していきます。
彼等の素朴な幸せへの希求から、既存の宗教や神と習合を重ねて行きました。
国民の多くが農耕に従事していた頃には、日照や雨乞い、五穀豊穣、家内安全などが祈願の中心でしたが、次第に商売繁盛などが加り今日に至ります。
まさに庶民により育まれた地域に根差した民間信仰と言えます。