天宇受売命 【住所】島根県松江市古曽志町466( ...
二間×二間の大社造。
装飾のない正統的大社造。
背面宇豆柱が側柱より太く外に少し出ている点、礎石から棟木まで一本で通している点も正統。
床下中央に心御柱ありしかも他より太い。
廻縁四周。
階隠本殿より独立、但し縁柱を使う。
正面、階隠囲われて不詳。
銅板葺。
建立年代は『島根県近世社寺建築緊急調査報告書』県教委(1980)では明治13年(1880)とされている。
随身門あり。
許曽志神社の御祭神は、猿田彦命と天宇受売命です。
ご夫婦で祀られているのですね。
表の道から参道に入り、初めに鎮座するのは、かなり大きな狛犬です、そこからさらに進み、階段にさしかかると、狛犬ではなく。
狛鶏が鎮座しています。
その奥には、階段を挟んで向き合っている狛猿が鎮座しています。
米俵の上に腰かけた雄猿は、お父さんでしょうか、徳利とお猪口を持って切なさそうな表情を浮かべています。
一方、雌猿は赤ちゃん猿を抱いて、雄猿を咎めるような憂いを含んだ表情をしています。
この表現は、個人的な受け止め方で、不謹慎かもしれませんけど、なにかドラマチックなストーリを想像させる傑作狛猿だと思います。
式内社・許曾志神社に比定される古社で、出雲国風土記にも記載された神社。
貞享以前は、現社地の南「元宮」に鎮座していたが、貞享元年、松尾山の麓に遷座。
明治五年村社に列し、大正十一年県社に昇格した。
拝殿の額には「白鬚神社」とある。
祭神・猿田彦命は、一名白鬚明神と呼ばれることがある。
また、猿田彦命は道祖神であり、庚申とされる場合がある。
庚申は天台系の信仰で、日吉との関連が強く、庚申塚には、三猿や長鳴鳥の彫刻が多く見られるが、当社参道にも、狛猿や狛鶏が配置されている。
許曽志神社(こそしじんじゃ)【比定社】許曽志社【祭神】猿田毘古命、天宇受売命【住所】島根県松江市古曽志町466(【備考】式内社・許曽志神社に比定。
「白髭大明神」稲荷神社あり平成27年10月15日 参拝。
許曽志(こそし)神社猿田彦の生まれた地。
石段の途中や上に、猿の石彫や雞の石彫があり、出雲中でも大変特徴がある神社 @古代日本正史 原田常治著P289
名前 |
許曽志神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-shimane/jsearch3shimane.php?jinjya=6317 |
評価 |
4.0 |
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許曽志神社は江戸時代(貞享元年)にこの場所に移された神社。
元の場所には〔許曽志神社元宮阯〕の碑が建てられている。
(→許曾志神社元宮址)。
この神社は出雲国風土記に登場する神社で風土記・秋鹿郡条には許曽志社として登場する。
境内に入ると〔狛犬〕の他に猿と鶏の像が並んでいるのに目を引かれる。
民間信仰の〔庚申待ち〕に由来するものと思われる(申の日に行われ、酉の日に及ぶ)。
関東でよく目にする〔庚申塔〕には下段に〔3猿〕を刻んだものが多い。