ひとりおどり、と言う名前の作品です。
島と芸術のの旅が今年もやってきた。
3年に一度の瀬戸内国際芸術祭だ。
今回は思わぬ別れと再開が神浦エリアにあった。
神浦エリアは島の中心地から距離もあり、風光明媚な景色と多すぎない人によって穏やかでリラックスできるエリアである。
神浦エリアは今回作品の内容が一斉に更新された。
数多くの旧作品は姿を消し、新作がその分だけ姿を現したが、この「ひとり踊り」もその一つであった。
林千歩先生の伝説的カルト作品「エイリアンvsティーチャー”二十四の瞳を救え”」が2013年に神浦の太鼓蔵で展示され衝撃を受けたが、その跡地に2016年展示されたのがこのひとり踊りである。
どこにでもあるテトラポットを片足立ちし、両手を広げた人間に見立てて置いただけであり、ただの発想の勝利に過ぎないが、前作との落差もあって強く印象に残っていた。
ほかの作品同様に、お別れすることとなったと思っていた。
しかし今回近くの潮耳荘を見学していた際に、対岸の護岸に何やら見慣れたシルエットが見え、急いで駆けつけたらそこでまだ踊り続ける彼の姿を見れました。
思わぬ再開に感動し、私も思わず隣で踊りました。
彼も「おかえり」と言っている感じがした。
前回は太鼓蔵の中で人は立ち入れず、本当にひとりで踊るしかなかった彼も、今はみんなと踊れるのです。
もう一人ではない。
芸術は受け手の見方でさらなる昇華を果たすことがある。
本作品もなくなった他の作品とは違い、これからずっとこの場所で踊り続けるのであろう。
マップの場所からは少し離れたところにありました。
o.85の看板が折れてしまっていました。
名前 |
ひとりおどり 瀬戸内国際芸術祭 2016 085 チャールズ・ウォーゼン 作 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.3 |
ひとりおどり、と言う名前の作品です。
波除のテトラポッドがベースとなっているようですね。
確かに一人踊っているように見えますねぇ、道路からも離れていて、周囲に何もない所なので、これを見てアート作品と思う人も居ないじゃないでしょうかねぇ、