何時も散歩しながら手を合わせてます。
文政9(1826)年に造立された荏原郡経堂村庚申塔道標は大山道渋谷道玄坂から甲州道中府中宿へのショートカットの道である瀧坂道(たきさかみち)沿いに残されている。
徳川家康公が五街道の甲州道中を整備する前に瀧坂道はあった古い街道である。
「南 二子道」「東 青山道」「西 ふちう道」と彫られているので、北へ向かう道はもしかすると無かったのかもしれない。
青山道は大山道の別称。
ふちうとは府中のこと。
平成30年8月17日参拝。
これが本当の宗教心のような気がしました。
かなり綺麗になっています。
この庚申塔を管理するのもさぞ大変だと思われますが、そのご苦労がこの街を守っているのでしょう、なんてね。
正面には「南二子道」、左側に「東青山道」、右側に「西 ふちうミち」と刻まれています。
滝坂道のバイパスとしての役割をになったこの道の在りし日の姿がしのばれ ます。
それにしても、むかしの道路標示の優れたデザインと、生活から生み出された信仰、習俗がこういう形になっているのは素晴らしことだと思う。
名前 |
経堂村庚申塔道標 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.1 |
2023年5月30日16時40分訪問:農大に向かう道の途中にある庚申塚。
石碑には、『南二子道』の文字が掘られているのが見えた。