更に左俣枝沢を748mのコルまで登り詰め、展望尾根...
森吉山の東麓を流れるノロ川赤水沢から、右岸に10m滑滝をかける無名沢に入り、更に左俣枝沢を748mのコルまで登り詰め、展望尾根の踏み跡を向かって右に辿ると、九階ノ滝が遠望出来ます。
通常、秋に遡行される方が多いようですが、最終9段目の主瀑布に美しい雪の輪の様な水紋が現れるのは、比較的水量の豊かな夏場が多いようです。
ですので、オススメの訪瀑期は、晩夏から初秋にかけて、寒気が何度か南下した直後です。
盛夏までは虫地獄になりますので、苦行のような遡行になってしまいます。
更に滝壺に行く場合は、本格的な登攀具が必要で、経験者の同行が必須だと思われます。
九階ノ滝がかかる様ノ沢は遭難者多発地帯で、半端な装備で入渓すると、まず戻って来れなくなるそうです。
通称「九階滝」。
落差は100mですが、一説には135mとも言われており、秋田随一の大瀑にして秘瀑です。
名前 |
九階の滝 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
滝壺までの道のりは、非常に険しく、人を寄せ付けないが、到達した者だけが味わえるこの滝独特の神々しさは格別。
正しく「神様の沢」の名に相応しい滝。
特に紅葉の時季は美しく、色とりどりの木々に飾られた穏やかな水面に、ゆらゆらと映る逆さの滝の姿とあいまって、幻想的な景色を醸し出す。
2020