長閑な田園丘陵地帯にひっそりと佇まれるお社です。
名前 |
白石神社 |
---|---|
ジャンル |
/ |
住所 |
|
関連サイト |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-nara/jsearch3nara.php?jinjya=33982 |
評価 |
3.5 |
長閑な田園丘陵地帯にひっそりと佇まれるお社です。
周辺エリア、情趣ある神社さんが点在します。
祭神は、神仏習合や神仏分離など時代の事情により変遷されゆくものと承知します。
一資料に当社祭神は思兼神とも。
お向かいに戸隠神社さんがあり、息子さんのタチカラヲさんも祭られます。
阿智の神こと、ヤツココロ・オモイカネ・アチヒコさん。
第七代タカミムスビ・フリマロ・タカキネの息子さん。
叔母にオオミヤ姫ミチコさん。
弟にフトタマさん、妹にタクハタチチ姫ススカさん、ミホツ姫(初代事代主クシヒコさんの奥さん)がいらっしゃるどえらい家系の方。
奥さんは、アマテル神の姉、ワカ姫ヒルコさん(初代下照姫、初代高照姫、御歳神、蛭子大神)。
アチヒコさんはアマテル神の左臣として、同時に日夜見の臣(陰陽師)としても活躍されたといいます。
(陰陽師・初代オモイカネ→二代タチカラヲ→三代アメフタエ)玉津宮にアマテル神の命でヲシカ(統治に派遣される全権大使・皇代理人)として出向した際、ヒルコさんと巡り逢い結ばれたそう。
当時、恋の告白は和歌で詠むのが常だったそうで、ヒルコさん、アチヒコさんのジェントルマン然とした挙措に思わず心惹かれ、お詠みになったとか。
スーパー才女のヒルコさん、知的興奮を覚える練り上げられた長編和歌をなんと回文、パリンドロームで詠み上げ、アチヒコさんを潤んだ瞳で見つめます。
アチヒコさん、和歌を手渡されるも、そのあまりの人智を超えた完成度に右往左往、汗を拭き拭き、今日のところは預からせてと持ち帰り、カスガマロ・コヤネさんに相談。
どないしましょう。
和歌に目を通すコヤネさん。
流石の春日神も目を白黒。
微笑むと、頑張ってこい!とアチヒコさんの背中を押したとか。
のち近江の国ヤスカワでヒルコさんと夫婦共々、健康の優れないオシホミミ皇子の御子守となり、白山神(ヤソキネ・カンミムスビとキクキリ姫)の後任として、根国・サホコチタル国を治められたといいます。
最期は信濃の洞で神上がりされました。
長野は阿智村にある阿智神社周辺でしょうか。
利他精神に尽力されたアチヒコさんに”阿智の神”の名が贈られました。
当社境内にて、オモイカネ・アチヒコさんに思いを馳せました。