高台のさらに小高い丘全体が古墳。
2020.02.05訪問竜田川の西岸、南北方向の独立丘陵に築造された北面する前方後円墳。
墳丘は全長60.5m、後円部径35m、高さ約9m、前方部幅31mあり、平群谷最大規模の古墳。
墳丘は一段築成で葺石はなく、墳頂寄りに1.5~2m間隔で円筒埴輪を並べていたらしい。
墳丘西裾では幅約2mの小規模な周溝が確認されている。
主体部は南に開口する両袖式の横穴式石室。
住宅街に隣接した場所に、古墳の上は、眺望広場として整備され、平群駅方面と、春日丘団地・北信貴が見渡せます。
歴史のロマンがある場所。
平郡氏族長の墳墓(推定)で、高台のさらに小高い丘全体が古墳。
入口は釣池側(標識のすぐ前)に一カ所、石段を上がると途中に教育委員会による解説掲示がある。
古墳の頂まで上がってから、細い下り道を少し行くと石室がある(柵を隔ての見学可)。
夏間に訪れたが、(クチコミにあるような)遠景は緑が茂っているため望めず。
烏土塚古墳(うどづかこふん)墳丘長約60.5mの前方後円墳、築造時期は古墳時代後期。
平群氏首長の墓で平群谷最大規模の古墳。
国指定史跡。
主体部は南に開口する両袖式の横穴式石室。
(見学可)以下、解説板より。
「信貴生駒山系より東にのびる傾斜の丘陵の端部に築造された北面する平群谷最大の前方後円墳。
墳丘は全長約60.5m、後円部径約32m、高さ約6m。
前方部との比高は約2m。
主体部は南に開口する横穴式石室で、後円部の中心に玄室奥壁を配している。
玄室の長さ約6m、幅約1.9m、高さ約4.4mで、両袖式の形態を備えている。
羨道部は天井石を欠くが、長さ約8.2m、幅約2.1m、ほぼ中央から墓域外へ約66cmの暗渠式排水溝が設けられ、石舞台古墳に匹敵する巨石古墳に数えられる。
玄室内には、大型の二上山産の白色凝灰岩製の組合式石棺が置かれ、羨道部にも同形式の石棺底石が検出されている。
玄室の石棺の内側及び蓋石には赤色顔料の痕跡があり、側面には斜格子状の線刻も認められる。
盗掘を受けていたが、出土遺物は、鏡(四獣鏡)、金銅装太刀、金銅装馬具、玉類、土器類(須恵器、土師器)等豊富で、立体的な副葬状況が明らかとなった。
また、羨門付近で巫女形埴輪や子持器台が出土し、横穴式石室の墓前祭祀を考える上でも貴重。
築造時期は古墳時代後期の6世紀後半と考えられ、平群氏族長の墳墓であると推定される。
(平群町教育委員会)」
烏土塚(うどづか)古墳。
竜田川の西側にあり、横穴式石室が発見されています。
丘陵上にある前方後円墳で花崗岩の巨石を用いた両袖式の横穴式石室を持つ。
石室内部の高さも高く、石棺側面に斜格子文の線刻がある珍しいものだ。
住宅街の中にあり駐車場所に苦慮する。
古墳上は360度見渡せるわけではないが景色は良い。
竜田川駅にほど近い場所にあり、古墳の上部から眺める平群谷とその両側の生駒山系と矢田丘陵の景色が素晴らしいです。
登り口は北側一ヶ所のみです。
墳頂部を南端へ進んで階段を降りると、石室の様子を見学できます。
平群が誇るでっかい前方後円墳!!
名前 |
烏土塚古墳 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0745-45-2101 |
住所 |
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関連サイト |
http://www.town.heguri.nara.jp/web/kankou/bunkazai/bunkazai04-25.html |
評価 |
4.4 |
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・墳頂から見える絶景が、この古墳の被葬者の権力が実感出来ます。