平石城と平岩氏とを結びつける資料は無い。
千早城の前衛として大阪や大和からの進撃を拒んだ野戦城。
付近からの眺望を垣間見ると何故この地に城が築かれたのか良く解る。
またここから千早に続く途中に見張り台として持尾があり、連携して戦法を組んだ楠木正成はが凄い武将ですね。
NHK大河ドラマで昔に太平記がありましたよ。
車なら近つ飛鳥博物館駐車場より、J支群→P支群を通って40~50分程度。
このあたりに立てこもって、周囲の堀から攻めてくる敵と戦ったんだ、なんて考えると、なんとなく山城の雰囲気が味わえます。
以下、河南町のwebページより。
「平石に位置する府指定の遺跡。
赤阪城の支城の1つで、この地の豪族平岩茂直が元弘元年(1331年)に立てこもり、その後正平14年(1359年)楠木正儀がこの城を固め足利勢と戦いました。
」
片道10分程の軽登山にて登城可能な城跡である。
駐車場がないのでご注意あれ。
城跡としてはごくシンプルな城跡である、そもそも出城なので規模もそないにめっさ大きくはない、よって主郭部と数カ所の曲輪っぽいもの、竪堀、堀切、土橋、主郭部周囲の切岸等の遺構が散見される程度。
ちょっと整備された道で迷う事はないものの竹?落葉?の影響でとても滑り易い山道であった、特に下山時にはご注意あれ。
総じて山城ビギナーの方にもおすすめできるし、否、中級者以上の方でもある程度の満足感・お腹いっぱい感は味わえる城跡ではなかろうか、主郭部に城跡碑・説明板があるのも嬉しいね。
是非機会があれば登城したまえ、諸君の健闘を祈りつつ筆を置くこととする。
本当に跡地。
駐車場から岩橋山へのスター地点に向かうアプローチ道の終点近く。
ゴルフ場からの声が聞こえる。
わぁーとかアァーとかが聞こえたら頭をガードしましょう。
コースアウトしたゴルフボールが来るかもしれません。
大当たりしないように。
以前は入口にロープ張って、出入り禁止になってましたが、現在は登れます。
20分程度の登山ですが、急坂で滑りやすく要注意です。
石碑と看板あり。
大阪ダイアモンドトレールの通過点。
竪堀らしき箇所を登りきると主郭までの城道は歩きやすい。
主郭の切岸は見事。
初めて太子カントリーに行きました。
平石城は『河内名所図會』や明治三十六年発行の『大阪府誌』によると、元弘元年(1331)楠木正成の挙兵に呼応した平岩茂直が鎌倉幕府の軍勢と戦った城とされているが、『太平記』や、その他の資料にはその記述は無く、平石城と平岩氏とを結びつける資料は無い。
しかし、『太平記』によると正平十四年(延文四年 1359)、大伴郷の福塚・白木郷の多々良をはじめとして川邊・當木・岩郡・橋本判官等六氏合わせて五百の兵が、足利方の今川・佐々木の軍勢五百と戦い落城したことが記されている。
これらの事から、平石城は石川郡に舘を構えた小豪族等の共同の詰城として、正平年間に築かれたと考えら、以後、戦国時代まで使用された。
名前 |
平石城跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
付近に駐車場はないけれど、入口からすぐ到達できる。
足場が滑りやすく、枝がせり出した崖もあるので注意。