寺から北東310mにある須牟地廃寺の塔礎石として有...
名前 |
常栄寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
06-6701-0696 |
住所 |
〒546-0022 大阪府大阪市東住吉区住道矢田4丁目5−17 |
評価 |
4.0 |
(1) 須牟地(住道)廃寺の塔礎石住道矢田4(矢田中より西へ230m矢田東小より南へ150m)の聚落の真中にある真宗大谷派の寺院で、境内の雨受けに利用されている石が、寺から北東310mにある須牟地廃寺の塔礎石として有名です。
(2) 矢田小学校の発祥地常栄寺は矢田小学校の発祥地として、大阪市の小学校教育史上有名です。
明治6年(1873)2月にこの寺の本堂を教室として開校し、前身は「河州第33番小学校」と名付けられ、後に元円生病院があった住道矢田1-6付近に、住道小学校として新築されるまで3年間続けられました。
明治政府は明治5年(1872)に新しく小学校の教育制度を発布し、「不就学者をなくすこと、教育を受けられない不幸な人を無くすこと」としましたが、当時のこの村の就学率は43%で、これでも全国平均の32.3%よりも高かったそうです。
(3) 寺の開基等の由緒第18代住職の久世照護氏によれば、信長と石山本願寺との合戦に際して、この地域では、松原市我堂と長居公園付近に掘割を築き、一向宗門徒の砦となり、この辺りも激戦場となったと言われています。
この寺は合戦の翌年(天正9年1581)に浄土真宗の寺院として開基しましたが、徳川家康の政策により、本願寺が東西2派に分裂した時(1602)に、教如(※)が率いる東本願寺に属しました。