かなり朽ちて来ています。
蒸気機関車C57 110号機 / / .
手入れしないんでしょうね ボロボロさびさびです。
何年か前の新聞に六軒事故の車両だと載っていました。
非電化時代の和歌山線を走っていたSL。
橋本駅に永らく静態保存されていましたが、運動公園オープンと同時に保存場所が移転されました。
保存状態は良いのですが、SL運転室内に入れたらサイコー😃⤴⤴なのに。
探訪日:平成9年7月30日三菱重工業(株)、製造。
新製は昭和14年で、配属先は、岡山、山田、亀山など。
廃車は昭和48年で、亀山機関区で34年の生涯を閉じる。
当機はかつて、JR橋本駅の西駐輪場に保存されていたそうですが、今は北へ約2kmほど登った市民プールの近くの山の上に移設されています。
移設から既に5年は経っているとの事。
当機は上屋の下で設置されましたが、肝心の公式側は、竹林が迫り撮影には向きません。
折角、公式側のロッドを下げてあるのに、残念でなりません。
キャブには公式・非公式側に階段があるものの柵に南京錠があるため入場は不可。
また、一般公開などの掲示もありません。
保存状況ですがあまり芳しいとは言えず、機体は既に艶を失い、薄くホコリも積もりロッドや配管も光沢を失っています。
錆などで腐食した部分はありませんが、地金が剥き出しになっているロッドやクロスヘッドには結構な錆が出ています。
テンダー、キャブの接合部分などは、上屋のおかげで良い状態を保っています。
屋外保存に上屋をつけるというのはホントに必須条件ですね。
柵の為に中には入れませんでしたが、キャブ内の現況は推して知るべしです。
窓ガラスは割れていますが、窓枠は健在。
出入り口には溶接で金網を取り付けて人の出入りを制限していますが、現状はその溶接が外れて用を為していません。
メーター類はガラス無し、針無しの状態。
ボイラ前端は参宮線の衝突事故の名残りでボイラーの前端はC55と同じRのない角ばった形を留めています。
ドーム後方は重油タンクが載せてありました。
かなり朽ちて来ています。
無料駐車場が有り、訪れ易いので御早めに。
名前 |
蒸気機関車C57 110号機 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.6 |
1956年の昭和31年10月15日に名古屋-鳥羽間を走っていた快速列車が六軒駅で停止するはずがオーバーランしてしまい、そのまま安全線に入って脱線しました。
その後、この蒸気機関車が脱線した快速列車に衝突してしまい死者42名、重軽傷者94名を出す悲惨な事故になってしまった。
事故の際に室円前端部が破損したため動輪と共に改修をしました。
昔はフェンスで囲まれていなかったらしいが、今はフェンスが設置されているため運転席が見えにくくなっています。
ですがフェンスの外からでも保存状態が良いのかとても迫力を感じる事ができました。