岩の彫刻が施された穏やかな川の曲がり角。
磨崖仏です。
少し小さいですがはっきり見えます。
大野寺の近くにあるので大野寺のお参りに合わせてみるのもいいかもしれませんね。
前に流れる川も綺麗でいいですね。
大野寺正面の弥勒菩薩の磨崖仏は線描が薄くなってきており、見えにくくなっていますがこちらは浮き彫りなのではっきりしています。
大黒天とともに見ていただきたいのは掘られている岩が巨大な柱状列石で川沿いの道に林立しています。
安山岩?古代の噴火が近隣にあったの?なお、弥勒菩薩磨崖仏は線描が薄くなってきていますが薄くは彫られているので太陽の光のあたり具合ではお姿をはっきり見える事がありますが太陽の位置次第なので運良く見られればいい事あるかも。
岩の彫刻が施された穏やかな川の曲がり角(原文)serene bend of the river with rock carvings
誰がこのような所に彫ったのか不思議で、暫く眺めていました。
大野寺の案内の方に、磨崖仏がありますよと教えられ車道を歩いて行ってみた。
何故大黒天なのか。
昔興福寺の荘園があったからかと思ったが、新しいので道路開通の安全祈願かなどと考えた。
調べていくと、面白い人物を見つけた。
奈良商人の家に生まれた相場師 吉村長慶父親がお寺の出で小さな大黒天を持っていたらしい。
自身も米相場で儲けたか。
で要所に大黒天を彫らしたか。
ここまではよかったが、ちょっと自己主張が、強すぎたようだ。
不自由不平等が天則と刻んだ為に、色々あったようだ。
堅い岩に阻まれて、川はここでわん曲する。
弥勒菩薩と大黒天に守られて、川の流れは穏やかです。
大正時代に彫られた比較的新しい大黒さんですが、魂の入った本当の大黒さんです。
道路が狭いので車は停められませんので、少しはなれたところから歩くことをお勧めします。
高さ5mほどのところに彫られています。
優しさを感じます。
名前 |
大黒天 磨崖仏 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
川の反対側からの眺めです。