深い歴史が感じられる施設でした。
不思議な感じがした。
いつの世も、先見の明がある人がやはり居る物だな、と改めて感嘆する。
安泰な立場にありながら、常に危機感を持ち、その先にある国の在り方すら考えている。
不思議な感じがしたが、、、よくよく思えばこの人は天才なのだ。
凡人には分からないし、そもそも考えもつかない。
島津斉彬。
こんな天才が居て日本が植民地に成り下がらず、逆に欧米列強に並ぶ国になっていく。
本当に、一人の天才が成し得る叡智と言うのものは……凡人の100万人の知恵と比べて際立つ物だなぁ。
島津家の別邸の雄大な敷地内に隣接し、深い歴史が感じられる施設でした。
このあたりからの錦江湾、桜島の景観は最高です。
幕末当時の貴重な資料が展示されている博物館。
2015年に「明治日本の産業革命遺産」の 構成資産として、世界遺産に登録されました。
島津斉彬が薩摩藩の近代化を目指して作られた集成館。
幕末当時錦江湾に面した一帯は反射炉も含めて日本有数の工場地帯だったそうです。
当時の工業品は実物も少なく、外国製品の図面を元に職人たちが手探りで制作したそうです。
それでも日本の職人技術は非常に高く、完成品を見た外国人技師はその技術の高さに驚いたそうです。
そしてこの技術が薩英戦争に生かされ、薩摩藩の技術力と戦闘力の高さをイギリスも認めることになります。
斉彬の先見の明が日本を近代化へと導いたと言っても過言ではないかもしれません。
幕末好きにとってはたまらない場所です。
名前 |
尚古集成館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
099-247-1511 |
住所 |
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関連サイト | |
評価 |
4.0 |
🏣鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1🚏🚌…仙厳園前下車徒歩2分程🅿️🚗…300円※入館料…仙厳園と共通にて入館出来ます。
※現在、島津家は800年の歴史があるそうです。
島津家の歴史、文化を紹介する博物館と成っているそうです。
本館として利用されている尚古集成館の建物は1865年に竣工した、現存する日本最古の石造洋式機械工場「旧集成館機械工場」だそうです。
※館内は反射炉の模型、島津家の歴史、文化、大砲や薩摩切子、琉球船の模型等々多彩な展示物が島津家の歴史を伝えているそうです。
※世界文化遺産に登録されている。
※(今現在は耐震装置等の工事の為、休館)2022年5月9日~2024年10月末(予定)※入園料が900円と書かれている物を見ましたが現在は1,000円に成っています。