石段を少し上がると「笠の川のお地蔵さん』がある。
南国市左右山の国道32号線北陵中学校の南方、石段を少し上がると「笠の川のお地蔵さん』がある。
頭痛、受験など首から上に関することには、まことに霊験あらたかであるとの呼び声えが高い。
願い事がかなうと、姫だるまをお礼に奉納する習わしがいつのころからか始まり、その数は今や膨大である。
それだけ御利益があったという証明であろう。
特筆すべきは、地蔵堂の屋根の桟瓦である。
平瓦を中に特殊な桟瓦が葺かれている。
これは、山口県岩国市の国の重要文化財『目加田家」(武家屋敷)に葺かれているものと同じタイプで、県内には他に類を見ないものである。
※①:藤本眞事氏(2022年3月まで南国市談会会長)南国市のごりやくさん『南国史談第20号』・続南国市のごりやくさん『南国史談第21号』に発表。
元本は「土佐民話の会」主宰市原麟一郎さんの「土佐のごりやくさん」「続土佐のごりやくさん」の2冊から本人の了解の得て引用またその他その本に記述されていないいくつかのごりやくさんも記述。
藤本氏の弁「医学の進歩した今日でも、あちこちに○○に効く○○さん、という民間信仰が根強く残っているのも、あながち無視することはできないであろう。
(抜粋)」と記述。
※②ごりやくさんは民間信仰であり科学的でないのに、マップに載せるのはどうかと言われれば当然であるので注意をしてほしい。
亡き祖母がよく参拝していたため変わらない佇まいが懐かしいのですが、自分は歳を取ると参拝がキツくなってきました。
駐車場からの車道横断車道に面した階段腰が曲がった小柄な祖母でも参拝していたというのに。
境内は昭和にはよくあった景色で懐かしいです。
たくさんの方々が訪れている軌跡が残り、地域の信仰の強さを感じます。
名前 |
笠ノ川地蔵尊 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
蜂が巣を作っていたので撤去していただきたいです。