櫟本高塚公園の東側にある小さな蓮池のとなりの竹やぶ...
今から80年程前の戦時中、激戦地(フィリピン)に赴く元日本兵の祖父が無事に生きて日本に帰れる様に曽祖父が祈りを込めて建立した地蔵がこの中にあります。
祖父は戦死して遺骨も異国の地に眠ったまま…。
写真の地蔵は昭和19年頃、建立です。
石に彫られた名前は日によって、ハッキリ見えるときがあります。
光の加減……という事にしてます。
櫟本高塚公園の東側にある小さな蓮池のとなりの竹やぶの丘に真言宗だったらしいお寺があったようです。
真言宗なので弘法大師に関係する、不動明王と四国八十八ヶ所巡りの石仏群があります。
お寺は廃寺となり崩壊しかけた小さなお堂(石仏の雨避けの覆屋)のようなものも見られますが、供えられたお花が新しく、今も毎月21日(弘法さんの縁日)に世話役の方たちが手入れをされておられるようです。
また以前は石段などが崩れ荒れた状態だったそうですが、世話役のボランティアの方たちが一つ一つを長年かかって整備され続けられているそうです。
なお石仏の彫刻については、素朴なものであり、経験を積んだ仏師が彫ったと言うよりも、ごく普通の人が気持ちや願いを込めて彫ったという感じの手作り感を感じさせます。
(とは言え、となりの竹林の成長が凄まじく竹の子が成長して竹林に飲み込まれそうな風景でもありますが)また心霊スポットと呼ぶ人もおられるようですが、荒れた状態だけで、安易にそう思われたのかなと思います。
実際に現地に行って見ると分かりますが、荒れた状態から手入れをされていることも見て取れます。
そして石仏群の中に稲荷社がポツンとあると驚く人もおられるようですが、真言宗(弘法さん)と稲荷社はセットでよくある風景です。
名前 |
不動寺跡 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
5.0 |
静かで良い所です、10月中旬に行きましたが栗🌰が落ちていました。