この神社の拝殿の、庇柱と拝殿本体とをつなぐ海老虹梁(えびこうりょう)の上には、墨で「文久二戊年六月吉日結願成就」と記された長さ3メートルにも及ぶ巨大な木太刀が掛けられています。
この木太刀は、昔疫病が流行った際に神輿のように担ぎ出し、家々をまわり祓いの儀式を行ったと伝えられています。
江戸時代、火災や地震と並び疫病が恐れられていて、特に乳幼児の死亡率の高さから「七歳までは神のうち」「痘瘡は見定め、麻疹は命定め」とも言われ、これらの病を無事にのりきる事が健康面での最大の願いでした。
木太刀に記された文久2年(1862)には、麻疹とコレラの流行が重なった年でもあります。
名前 |
今井稲荷神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
3.9 |
鳥居から本殿までが遊歩道みたいでちょっと変わった神社です。