こちらのお寺には「かみそりムジナ」という言い伝えが...
父母の新たな年の墓参り足場狭しと墓碑増えり。
こちらのお寺には「かみそりムジナ」という言い伝えがあるそうです。
明治時代の始めごろのお話です。
この辺りの若者達が集まって肝試しをすることになりました。
この養報寺の裏の真っ暗な道を通って、倉賀野の豆腐屋で油揚げを買ってくるというものです。
勢い込んで、一人の若者が出かけて行きました。
気味悪い裏道も無事に通り抜け、倉賀野の豆腐屋に着くと、店のなかでは夫婦喧嘩の真っ最中で、油揚げを買うどころではありませんでした。
仕方なく帰ることにして、再び養報寺の裏に差し掛かると、後から追いかけてきた豆腐屋の奥さんが「助けて〜!」と叫びながら、若者に飛びついてきました。
そして、そのまま息絶えてしまったのです。
そこへ倉賀野の方から数人の若者がやって来て「おまえが殺したンだな。
番所へ来い!」と引っ張って行こうとしました。
若者が抵抗して争っていると、そこへ養報寺の和尚が仲裁に入り、寺へ連れて行きました。
そして若者を諭して言いました。
「おまえが殺してないと言っても、誰も信じてはくれないだろう。
この上は仏におすがりしなさい」そう言って、和尚は若者の頭をツルツルに剃ってしまいました。
さて、いくら待っても若者が帰って来ないので仲間が探しにくると、お寺のヤブのなかに座って、頭を剃った若者がお経を唱えていたといいます。
これは高崎から倉賀野へ開通した鉄道のために、棲み処を追い出されたムジナの仕返し?だと言われたそうです。
実は、このお豆腐屋さん。
いまでも営業なさっているそうですよ(^_^ゞ
名前 |
養報寺 |
---|---|
ジャンル |
/ |
電話番号 |
027-346-0883 |
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
3.3 |
おじいさんとおばあちゃんが居ます!私にとっては心が落ち着く場所です。