名前 |
正一位稲荷大明神 |
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ジャンル |
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電話番号 |
027-361-0430 |
住所 |
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評価 |
3.0 |
当神社は寛永年間、地域の守護神として創建され、以来住民の心の拠り所となり、深い崇敬を集めて今日に至る。
(境内社殿改修の記より)稲荷神社と宝珠と狐について室町時代、応仁の乱(1467~1477)の戦禍が去った15世紀後半、神仏習合の下に伏見稲荷本願所に真言宗東寺の末寺の愛染寺が神宮寺として建立されたため、稲荷山では仏教系の稲荷として、宝珠を持つ荼枳尼天(ダキニテン)も礼拝された。
この愛染寺が伏見稲荷を管理していた。
しかし、明治維新の神仏分離令、廃仏毀釈運動によって1868年(慶応四年・明治元年)に愛染寺は廃されたため、伏見稲荷では荼枳尼天を祭祀することは途絶えたが、当稲荷神社をはじめ多数の稲荷神社の神前幕には仏の宝物である宝珠が積み重なった三弁宝珠が用いられているのは、神仏習合の名残と思われる。
神仏分離を免れた豊川稲荷などは今も荼枳尼天を祭っている。
真言密教では荼枳尼天を白晨狐王菩薩(狐)と同じもので稲荷神(宇迦之御魂大神)である、との見方もあるが、近世では狐は稲荷神の使者とされている。
荼枳尼天は白い狐にまたがる剣と宝珠を持つ天女として表現され、東寺を中心とする真言宗によって世間に広められた。
真言密教、荼枳尼天、稲荷神社は不可分の関係にある(諸説あり)。
(境内案内板より)