リーガロイヤルホテルの一角に。
近代製紙業発祥の地。
最近はペーパレスということが叫ばれており、紙を使うと … 森林は伐採され、二酸化炭素の吸収力は弱り、山の保湿能力は劣る… などと罪悪の様に言われることもありますが、紙は長らく「文明の牽引者」でした。
この場所に製紙工場を建設した蓬莱社の製紙部門は、経営実務を担当していた真島襄一郎氏に譲渡されます。
真島襄一郎氏によって再出発した工場は、明治天皇が行幸に訪れるほど経営を盛り返しましたが、西南戦争による特需がなくなると共に供給過剰に陥り、住友家へ売却されるという憂き目に遭います。
住友家に買収されるも、1年ほどで近江商人の下郷傳平氏の手に渡りました。
後年には、大正時代に製紙業を始めた大川平三郎氏に経営権が渡り、同氏が設立した樺太工業に吸収合併されました。
樺太工業自体も、第一次世界大戦後の経営悪化と、資金繰りの後ろ盾になっていた財界有力者を相次いで失ったため、最終的には王子製紙に吸収合併されます。
名前 |
近代製紙業発祥の地 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
関連サイト | |
評価 |
3.3 |
リーガロイヤルホテルの一角に。
こんな歴史的場所があるとは気づきませんでした。