史跡保存には、ぎりぎりという感じです。
渡辺綱・駒つなぎの樟 / / .
たまたま夜にここを通りがかった時に、何かを感じ見上げて見ると、あれま、びっくり、こんな高い木を見るのは初めてで、思わず夜なのにパチリろ写真を撮ってしまいました、近くに行くと気を感じる事が出来ると思います。
私が感じた位なので。
すごい存在感とエネルギーを感じましたが、もう枯死状態みたいです。
とても大きな木です。
何故だか、パワーを感じる。
当地は明治42年(1909)まで旧善源寺村の産土神社が鎮座したところで、この樟の大樹は同社の境内にあったものです。
この樹は平安時代の中ごろ、源頼光が社を創建する際に植えたもので、頼光の家臣の渡辺綱が参詣するとき馬をつないだとの伝承があるところから「渡辺綱・駒つなぎの樟」と呼ばれています。
この伝承は当地が鎌倉期に源氏ゆかりの多田院領善源寺荘であったことや、この樹が樹齢 900年余もの大木であるところから、酒呑童子退治で有名な源頼光や渡辺綱に結びつけられて生まれたものと考えられます。
『大阪府全志』によれば、大正の頃、この樟は周囲約12メートル、高さ約30メートルもの大木でした。
昭和のはじめに大阪府の天然記念物に指定されましたが、戦災で枯死し現在は往時の姿を偲ばせるだけになっています。
史跡保存には、ぎりぎりという感じです。
名前 |
渡辺綱・駒つなぎの樟 |
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ジャンル |
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住所 |
〒534-0015 大阪府大阪市都島区善源寺町1丁目11−26 |
評価 |
3.7 |
なかなかの大楠。
先端は切られていましたが、幹周はなかなかのもの。