名前 |
平川神社(八幡宮) |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.4 |
松川を南に渡ると、そこから平川流域までが往時、平川村と呼ばれた区域だということです。
その村の鎮守社が平川八幡宮神社で、塩の道はその脇を通り抜けていきます。
松川の渡し場を越えると、千国街道は平川村に入ります。
今では、松川南岸の堤防護岸林と稲作主体の田園地帯が広がっていて、そこを過ぎると平川八幡宮を中心とした集落となります。
この辺りは、JR大糸線を挟んで大出と反対側に位置しています。
街道は小さく曲がりくねりながら、国道148号や大糸線とだいたい平行に続いています。
江戸時代にはこの辺は原生林におおわれていて、ところどころに小さな集落と水田が開かれていたものと想像できます。
この一帯の農村開拓が始まったのは明治時代に入ってからのようです。
したがって、江戸時代にはここには神社がなかったのではないでしょうか。
一帯の本格的な開拓開始とともに、村の鎮守として八幡群を勧請してこの神社が創建されたものと推察されます。