お店の職人気質の高い所ですので修理のレベルは相当高...
バイスクルハウス・ヤマダ / / / .
金沢に訪れました。
宿で借りた自転車のタイヤに空気があまり入っていなかったため、自転車屋で空気入れを借りることに。
そこで見つけたのがこの“バイスクルハウス ヤマダ”。
外見はいかにも町の自転車屋さんでした。
”バイシクル“ではなく、バイスクル。
ここに“バイスクルハウス ヤマダ”の妙があります。
私はすでにヤマダマジックにかかっていたのかもしれません。
店内に人影がなかったため、一声。
「ごめんください。
」店の奥側から一人の男性が現れました。
「自転車に空気を入れたいので、空気入れを貸していただけますか?」「ああいいよ、自分で入れられるかい?」「はい。
大丈夫です。
」「じゃあ、空気入れ外に出すから、店の外で空気入れてね。
」「はい。
ありがとうございます。
」店の外に出された空気入れに違和感を感じ、注視。
「2分30円」と書いてある。
こりゃあ困った。
私の地元の自転車屋では空気入れは店の外にあって使い放題だ。
空気を入れるだけでもお金をとるんか。
と刹那、訝しんだ自分が恥ずかしい。
空気入れも消費財だ。
有料にすることは至極合理的、ではないか。
その上、見慣れない機械を2分30円で触らせていただけるとはなんと幸せなことではないか。
無料が“当たり前”と決め込んでいた自分に嫌気がさし、お金を投入した。
あとはバルブに押し当てて空気を入れるだけ、と一安心であった。
しかし別問題が。
私が借りた自転車のバルブはフランス式のもので、「ヤマダ」の空気入れはイギリス式のバルブに対応しているものであったのだ。
これでは空気が入らない、どころかバルブの栓を開いてしまっただけにタイヤに入っていたなけなしの空気も抜けてしまった。
これでは全く走ることができない。
あくせくしていると、一旦は店の奥へ引っ込んだ男性が顔を出した。
「どうかしたかい?」「自転車のバルブがフランス式のものでこれだと空気が入れられないんです。
フランス式バルブに対応した空気入れはありませんか?」「あるけどね、その種類の空気入れは高価だからおっちゃんが代わりに入れてあげるよ。
108円かかっちゃうけどね、」(自分で入れらるけどなあ)続けて、男性。
「このポンプは38000円プラス税なんだ。
もし壊してしまった場合、君たち弁償できるかい?」なるほど、これは弁償できない。
確かに男性の言う通りだ。
私は先ほどの30円分を返却してくれていたら、愚か、空気を入れるのをお願いしていたかもしれない。
ただ、なぜ空気を入れるのでだけで108円なんだ。
私の中の“空気”の価値と男性のそれが不釣り合いだったのかもしれない。
とにかく、その時の私は108円を払う気になれなかった。
そこで、「このまま空気入れを借りずに帰ることは可能ですか?」と申し上げた。
実は「バイスクルハウス ヤマダ」以外にも数件の自転車屋を見つけていた。
男性が、「いいけども、乗っては帰れないだろうねえ。
押して帰りな。
」男性の言うことは正しい。
実際このまま自転車に乗ったら、ホイールへ計り知れないダメージを与えてしまう。
この男性、自転車を愛でる心意気はあるようだ。
男性の言う通り、自転車を押して帰った。
帰り道、先述の別の自転車屋に寄った。
店の表にフランス式バルブに対応した空気入れが置いてあった。
無断で使うのが憚られたため、店内に「表の空気入れ、お借りしてもいいですか?」と呼びかけた。
すると一言、店主が。
「どうぞどうぞ。
」私は幸せ者だ。
ものの30円でこのような経験ができたことは僥倖だった。
男性の発言は空気が“無料”だと決め込んでいた私に幾分かの反省を促した。
村のみんなに水を買うために天下一武道会に出場したナム然り、同じ日本という国に属す我々でさえ、こんなにも多様な価値観があるのだ。
「恐れなくて良い」これが私の教訓だ。
人間は生きてきた環境、時代、国等によってものを考える枠組みは異なってくるのだ。
他人と異なる意見を持つことは恥ずべきことではない。
寧ろ、違う意見をぶつけ合った上でどのような意見に昇華させていくか、が肝要であると思う。
この観点から申し上げると、「ヤマダ」の男性は成熟した大人であるのかもしれない。
立派な大人の一体系を示してくれているのかもしれない。
ほら、様々な思索をすることができたではないか。
この経験は貴重だ。
当分忘れないであろう。
そう考えると、「バイスクルハウス ヤマダ」の名前も、bicycle を”バイシクル“だと思い込んでいる私に一石を投じているのかもしれない。
少なくとも、「バイスクルハウス ヤマダ」は私の金沢旅で格別に印象に残った。
質素だなと感じた茶屋街は一見さんお断りの店が多々あると伺ったが、「バイスクルハウス ヤマダ」は一見さんにもオープンだ。
門戸開放されている。
ぜひこのまま店が続いて欲しいと思った店であった。
経験の練度という観点では満点ですが、良い心地がしなかったのも事実なので、星4です。
大学の友達と金沢観光に訪れ寄った時のことです。
ご主人に空気入れを貸してくれるよう頼んだ時に高圧的なご様子の主人に至極辟易しました。
まず驚いたのは、彼のバルブがフランス式と気づかず(あるいは悪意あってか?)平気な顔でイギリス式の空気入れを(説明もおざなりなまま)渡してきたこと。
この機械は課金式なので間違えて渡された彼はこれを支払うことになる。
そして違う様式のを差し込んだため空気はすっかり抜けてしまった。
そこでどうにかしてほしいと懇願。
しかし主人は知らぬ顔を決め込み、次のように言いました。
フランス式空気入れは38000円+税なので4万円弱の貴重品。
君たちそんな金、払えるのぉ?壊されると嫌だから私がやってあげるよぉと。
(その場合、『消費税』で108円払えばいいそうです。
)かわいそうな友人は、礼を述べ断り、ぺしゃんこのタイヤを押して帰りました。
消費税の計算や意味を学び直してほしいといった些末な要求はさておき、客を客と見れるようにすることが大事かなと思いました。
カンカンな気分で店をあとにしたい奇特な方にはうってつけのお店だと切に思います。
後日談:近くの自転車屋さんで『フランス式の空気入れお借りしていいですか?』店主『ああいいよ』
お店の職人気質の高い所ですので修理のレベルは相当高い店です。
お客さんの目の前で修理をしながら、故障の原因からその後の手入れまで、しっかりと教えてくれますから、一見さんはびっくりすると思います。
が、しっかり治したい方にはお勧めのお店です。
なかなか貴重なお店です。
とにかく店主が高圧的。
いきなり高額の部品交換を迫ってきたので、少し考えさせて欲しいと申し出たところ、態度を急変させてさっさと帰れと言わんばかりの口調。
挙句の果てにこんな安物ではなく、ウチの自転車を買えとのこと。
こんなにレベルの低い応対は初めてだったが、客を選びたいなら一見さんお断りとでも貼ってあると分かりやすくて助かる。
詐欺まがいのことして押し売りする最悪な店。
修理はせずに、とにかく部品の交換を迫ってきます。
高圧的にこんな自転車に乗っていてはダメだと言われますが、たんに新しい部品を交換して無理やり売りつける手段です。
ここを使用している近所の住民たちはみんな騙されてると思います。
壊れた部品を交換するとき詳しく説明してくれ後のメンテナンスも教えてくれました。
ここマジ最悪。
名前 |
バイスクルハウス・ヤマダ |
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ジャンル |
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電話番号 |
076-243-2757 |
住所 |
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営業時間 |
[月火水木金土] 10:00~18:00 [日] 定休日 |
関連サイト | |
評価 |
1.8 |
仏式バルブの空気を入れるのに108円かかると言われた。
ちゃんと店主が国に消費税を納税している素晴らしい店だ。