敵が来たら弓を射たのではないか、と夢想した。
高知城の特徴的な遺構は「石樋(いしどい)」です。
石垣にとって崩落の原因となる雨水は一番の敵です。
高知県は降水量が多い地域ゆえ、雨水対策が施されています。
説明板には次のような説明が記述されています。
「石樋 高知県は全国でも有数の多雨地帯のため、高知城も特に排水には注意が払われている。
石樋は、排水が直接石垣に当たらないように石垣の上部から突き出して造られており、その下には水受けの敷石をして地面を保護している。
このような設備は雨の多い土佐ならではの独特の設備で、他の城郭では見ることの出来ない珍しいものである。
石樋は本丸や三の丸などを含め現在16カ所確認されているが、下になるほど排水量が多くなるため、この石樋が一番大きく造られている。
」
雨の日が多い高知県では高知城の石垣が濡れないように対策した石樋です。
現存12天守である高知城の珍しい石垣。
見る価値ありです。
上に伏し寝して潜んでいて、敵が来たら弓を射たのではないか、と夢想した。
2021/7/25来訪。
多雨地域の高知城にあって、雨水の排水が石垣にかからないように作られたもの。
城内には16カ所確認されているとのこと。
探してみるのも面白いかも。
■石樋(いしどい)高知城に在る。雨水の流れを変えて、石垣を護るための樋。下に有るかと水受け石は?何処かと探すが分からなかった。
善くぞ残っている。
台風が直撃することが多い高知県ならでは.雨水が石垣にうちつけて石垣を破壊するのをふせぐ。
雨量の多い地域特有の築城の知恵です。
真下にあるはずの受け石がありません。
雨の多い高知に合わせて作られた排水用の樋。
石垣から大きくはみ出すようにあるのでとても目立つ。
見上げるとほぼ正面に天守がある。
他の城では見たことのない独特な設備。
城壁は石でできており、かつては多くの人手と時間をかけて壁を作りました。
(原文)城墻用石頭堆砌而成,以前人蓋這城牆應該花費不少人力與時間。
不思議な石垣だ。
石垣フェチにはたまらない。
数々の城を攻めてきたが、これまでにこのような石垣は見たことがない。
素晴らしい。
名前 |
石樋 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.1 |
水が多かったこの地域のお城ならではの設備。
ここから水をはけていたそうです。
16箇所あるそうです!水が石垣に当たらないよう、こんなふうに突き出してて、下の方が大きくて見つけやすいとのこと。