その中の1つであるオオムチノミコトを祭る神社。
県道沿いの鳥居を見つけて参拝させていただきました。
式内社のおおなもち神社といい、またの呼び名が大汝宮。
吉野郡十座の一つの格式の高い神社。
鳥居の横に昭和43年の伊勢湾台風のモニュメントががあり、吉野川の水がこの鳥居の所まで来たと記録されています。
大水の時にはここまで水が来ることを昔の人は知っていてここに鳥居を立てたのかと思いました。
階段下から見上げると鬱蒼とした森に囲まれていることが分かります。
この山を妹山と言い森全体が天然記念物になっています。
多分禁足地だったのでしょう。
拝殿まで行くと、杉の大木に囲まれていることが分かります。
本殿を直接見ることはできませんが、とても神聖な雰囲気があり清められます。
伝説が一つ。
下の吉野川に毎年6月30日に海水が湧きだし、その日は今でも男たちがそこを目指して飛び込むのだと。
大きな波動を響かせておられる空間。
吉野川沿いにある神社。
それなりに交通量のある169号線に面しているが人の気配はあまりない。
古い社であまり手が入っていない感じでした。
駐車場はありますが広くはないです。
河のコーナーにあたるいい景色です。
大名持御魂神は大国主命で、和魂が大物主命です。
三輪明神でもあり出雲大社の御祭神です。
場所としては紀伊半島の飛鳥の南で、紀ノ川・吉野川のラインで見ると、紀伊半島の中央で東へ行けば伊勢神宮、西へ行けば日前・国懸宮ともに天照大御神のお宮に行き着きます。
こんな大きな半島のこのような地理的な中心地の川から海水が湧き出るので、禊をし、神聖な所として大和の大神である大国主命を祀られたのでしょうか。
それともこの紀ノ川筋は中央構造線上であり、このラインから飛鳥へ上がってくる時に、悪しき物を入れないように神聖なお宮を創建したのでしょうか?
大国主命は幾つもの呼ばれ方をするが、その中の1つであるオオムチノミコトを祭る神社。
妹山の麓にある。
妹山が御神体。
この妹山に珍しいテンダイウヤクという木が樹勢している。
中国の天台山に生えている不老長寿の薬木と言われている。
日本にはここにだけある。
他に道鏡で神木とされる熱帯の植物も生えている。
この辺り持統天皇などが33回も行幸している。
どんな演出がこの辺りで行われたのかと想像するのも面白い。
859年にはこの神社は正一位を与えられている。
三輪のオオモノヌシの神も従一位、出雲大社も正三位に過ぎない。
それを考えるとこの地は古代において深い意味があったとしか思えない。
私は、吉野川から遠く眺めた事があるだけだが、この山を歩いてみたい。
御朱印をいただきました御祭神 大名持御魂神(おおなもちみたまのかみ)須勢理比咩命(すせりひめのみこと)少彦名命(すくなひこなのみこと)創祀の年代は詳らかではないが、延長五年(九二七)に完成した延喜式神名帳によると、大和国吉野郡十座の一つとして金峰神社とともに名神大社に列せられている。
史書「三代実録」(九〇一)」「大和志」(一七三五)に正一位を授くとあります、正一位という極位を授けられたのは、わずかに大名持神社と川内国枚岡神社のみで、伊勢神宮・宇佐八幡神は別にして、山城国の上賀茂・下賀茂の神、鹿島・香取春日の諸神に次ぐ神階を授かった。
大名持神とは大國主神の別名であると言う。
大國主神を祀る神社なら出雲大社の建築様式で本殿が建てられているかと言うと実は違う。
何故か天照大神を祀る伊勢神宮の建築様式で建てられている。
不思議。
吉野川沿いの大名持神社。
少し階段を登ると社殿がありひっそりと素敵です。
名前 |
大名持神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0746-32-2717 |
住所 |
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関連サイト |
http://www.jinja-net.jp/jinjacho-nara/jsearch3nara.php?jinjya=5849 |
評価 |
4.1 |
梅雨の最中、お詣りさせて頂きました。
やはりGoogle Mapで見つけた格式高きお宮さまです。
雨も激しくなり、ツアー客もあり、慌ただしいお詣りでご無礼し申し訳ございませんでした。
必ずまたゆっくり寄らせて頂きたいお社です。
ありがっ様。