オフィス街にひっそりとたたずむ神社。
JR新大阪駅の南西にある小さな神社、「さいの木神社」を訪ねました。
江戸の昔、神崎川と今の淀川が出来る前に流れていた中津川との間にあるこの辺りの地域は、土地が低いため水の流れが悪く、また川の氾濫にも悩まされていたのだそうです。
そこで一帯の庄屋3人が治水工事を幕府に嘆願したのですが、お上は金は出せないと訴えを遠ざけました。
その後やっと工事の許可が降りるも、費用は農民が負担するよう命じられました。
ただでさえ生活が苦しい農民たちがさらに幕府に訴え出たところ、逆に工事の許可が取り消されてしまいます。
しかし農民の代表である庄屋3人と農民たちは立ち上がり、許可がないまま自分たちの費用で、東淀川区の淡路付近から此花区までの9.5kmもの間に、「中島大水道」という水路を、わずか50日で完成させたそうです。
完成後、無許可で工事した責任を自ら取る形で、3人の庄屋は江戸の方向を睨みながらこの地で自決しました。
さいの木神社はそんな3人の庄屋を讃えるために作られたのだそうです。
新幹線の建設工事にあわせて埋め立てられた中島大水道は、現在はそのほとんどが道路になっていますが、そんな中島大水道があったこと、そんな立派な人たちがいたことは、後々の時代まで語り継ぎたいものだと強く感じました。
さいの木神社には地蔵さんもあり、辻地蔵(交通安全、子守地蔵)、首無地蔵(学業成就、諸病平癒)、日光地蔵(諸願成就)、子授地蔵があります。
地元の方々だけでなく、通勤されているサラリーマンの方も多く参られているみたいです。
都会のパワースポットです。
雑誌等でも紹介されているみたいです。
ビルに囲まれた猫の額の様な神社江戸時代にこの地域の治水に尽力された方を祀る社。
とても綺麗に清掃されてます。
江戸時代、この辺りは土地が低く、たびたび淀川が氾濫しました。
さいの木神社は疲弊した農民たちを救う為に治水工事を幕府に無許可のまま、私財を投げ打って行い責任をとらされた3人の庄屋(山口村・西尾六右衛門、北大道村・澤田久左衛門、新家村・一柳太郎兵衛)の遺徳を讃えた神社です。
知る人ぞ知る的な神社。
御祭神は、行者、神変大菩薩。
かなり綺麗に保たれており管理も行き届いている様子。
新大阪に立ち寄った際には是非御参りを。
こじんまりした都会のオアシス。
オフィス街にひっそりとたたずむ神社。
結構、大きく立派でお手入れもされてるよう。
良いスポットです。
名前 |
さいの木神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.2 |
新大阪駅からセミナー会場までの間にある神社いつも寄らせてもらってます🤗