日本海に面している上越市の名立の国道8号線に小さな...
機雷爆発の地碑(地蔵尊) / / .
名前 |
機雷爆発の地碑(地蔵尊) |
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ジャンル |
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住所 |
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関連サイト | |
評価 |
5.0 |
日本海に面している上越市の名立の国道8号線に小さなお地蔵様が設置されていました。
このお地蔵様は1949年に発生した機雷の爆発事故による犠牲者を弔うためのものでした。
事故が発生したのは1949年の3月のことです。
年号だけ見れば太平洋戦争が終了しているので、機雷という物騒な物とは程遠いと感じられます。
この日、海岸にドラム缶のような形をした機雷が岸から少し離れている場所に浮いているのが漁師によって発見されました。
近くの岩場まで機雷が近づいたところで機雷ではないかと見つけた住民が騒ぎだし、近くの駐在署の巡査へ通報しました。
この巡査は元々海軍であったことから、漂着した物が突起部分に触れることで爆発する触角機雷であると判断しました。
さらに巡査は町の東側の鳥ケ首岬まで機雷を移動させるべきと判断して消防団へ救援を要請し、近くにいた女性に漁船に機雷を運び出させるための縄を持って来るように指示を出しました。
巡査は岩の間でかすかに動くだけだった機雷に近づくために海に入ったところ、機雷が岩に触れて大爆発を起こしました。
機雷の爆発によって、63名の方が亡くなりました。
この63名は巡査が到着したことを聞きつけて現場を見に来た人々で、53名は未成年でした。
機雷の爆発は集まった人々の避難誘導をする間もなく発生したので人的な被害を増やす結果となりました。
機雷の破片は300メートル先まで飛んだそうです。